動画(38分38秒)
聖書 使徒の働き18章1節〜17節
説教 「神の世界に生きる」
説教者 タン・ショーン師
今月の聖句
詩篇42篇1節
鹿が谷川の流れを慕いあえぐように神よ私のたましいはあなたを慕いあえぎます。
今週の聖句
マタイの福音書5章14節〜16節
あなたがたは世の光です。山の上にある町は隠れることができません。また、明かりをともして升の下に置いたりはしません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいるすべての人を照らします。このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです。
ルカの福音書からの黙想 ルカ7章後編
7章の後半には二人の人がイエス様と出会っています。一人は自分を正しい人と自認しているパリサイ人シモン。もう一人は罪深い女、おそらく遊女をしなければ生きて生けない女と思われます。イエス様は「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。」と言われました。この罪深い女はイエス様のことばを聞いてイエス様を信じ、それを告白するためにイエス様のおられるパリサイ人シモンの家に勇気を出して香油の入った石膏の壺を持って入って来ました。女はうしろからイエス様の足もとに近寄り、泣きながらイエス様の足を涙で濡らし、自分の髪の毛でイエス様のほこりだらけの足を拭い、イエス様の足に口づけをして香油を塗りました。群衆のひとりとしてイエス様のお話を聞いて、愛と赦しを受け人生が変えられました。その感謝と信仰を表わすために全財産と思われる石膏の香油をイエス様にささげたく、パリサイ人シモンの家に来ました。イエス様はこの罪深い女に「あなたの罪は赦されています」「あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。」と語られました。この女は自分の罪深さを知っていました。どん底にまで転落していました。社会から罪深い女というレッテルも貼られていました。イエス様はどん底で苦しんでいる人を愛し救いに導かれました。サマリヤの女は五回の結婚と五回の離婚をしたことで社会から排除されていました。イエス様はこの女に優しく語られ女は救われました。ヨハネ8章では姦淫の現場で捕らえられた女がイエス様のところに連れてこられています。先生、この女は姦淫の現場で捕らえられました。律法はこの女を石打にする様に命じていますが、イエスさま、どうなさいますか。この挑発の時イエス様は「罪のないものが、まず石を投げなさい。」と言われました。誰も石を投げることが出来ず、ひとり取り残された女に「わたしもあなたに裁きを下さない。行きなさい。これからは決して罪を犯してはなりません。」と赦しを宣言されました。こんな出会いから罪深い女もイエス様の愛と赦しを信じ、感謝を現すために精一杯の信仰の告白をしています。私たちに代って泥だらけになってくださったイエス様の足を涙と髪の毛で洗って感謝を現しています。メシヤなるイエス様が十字架についてくださる。イエス様は油注がれたメシヤの信仰を表わすため石膏を割ってイエス様に油を注いでいます。多く赦された感謝を精一杯現しています。