9月21日(土)午後2時から5時、当教会にてシンガポールフェスティバルがあります。

動画(40分18秒)
聖書 ピリピ人への手紙1章1節〜11節
説教 「喜びの祈りの確信」
説教者 高橋 博師
今月の聖句
コリント人への手紙第一12章26節〜27節
一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です。
今週の聖句
ピリピ人への手紙1章6節
あなたがたの間で良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださると、私は確信しています。
創世記からの黙想 創世記34章
レアがヤコブに産んだ娘ディナがその土地の娘たちを訪ねようとして出かけた。すると、その土地の族長のヒビ人ハモルの子シェケムは彼女を見て、これを捕えて、これと寝てはずかしめた。」(1~2節)ショッキングな事件が起こっています。ヤコブは神様の助けにより兄エサウとの再会・和解を成し遂げた直後の事件です。ヤコブはカナンの地にあるシェケムの町に着き、そこの手前で宿営してそこで祭壇を築いて祈っています。シェケムはカナン人の町で宗教や価値観・習慣を異にする町で、略奪婚という習慣のある町でした。そこへ娘のディナが一人で行くことは危険なことでした。シェケムの人はシェケムの習慣通り略奪婚で既成事実を作ってそれから結納、花嫁料、贈り物など結婚の条件を話しにヤコブのところに来ました。妹がレイプされたと怒っていたヤコブの息子たちは、悪だくみをたくらんで、妹ディナの結婚の条件にシェケムの男子全員の割礼を要求しました。成人男子が麻酔なしで割礼を受ける時、死ぬこともあり、数日間腰が立たないほどの激痛に襲われます。シェケムの男子全員が割礼を受けて苦しんでいる時、ディナの兄、シメオンとレビは剣を取って難なくその町を襲い、すべての男子を殺し、ヤコブの他の子らは町を襲い略奪をしました。割礼と言う神様との契約のしるしを怒り復讐の手段に用いてしまいました。ヤコブはカナン人が大挙して復讐に来ることを恐れて南にのがれベテルにまできました。20年前にエサウの殺意からのがれるために野宿をして神様から、わたしはあなたとともにいる。あなたを見捨てない。と約束を受け、石の柱を立て、信仰の従順を誓った信仰の原点の場所に帰ってきてそこで祭壇を築いて主を礼拝しました。「ルベンは父のそばめビルハのところに行ってこれと寝た。」(35章22節)これが原因で長子の権利を失っています。ルベンの次はシメオンとレビです。この二人は、割礼を受ければ妹ディナを嫁に与えるという、信仰の大切な割礼を利用してシェケムの人を虐殺しています。シメオン、レビはこの事件で長子の権利を失っています。長子の権利は4番目のユダに回ってきました。ヤコブはシェケムの町を逃れて信仰の原点であるベテルに定住して、そこで礼拝を中心にして家庭を築きました。シェケムの町の美しさに心を奪われ略奪した装飾品を取り除き、着物を着替えるように、主にふさわしい生き方を身の飾りにするように主は命じています。この時、神からの恐怖が回りの町々に下ったので、ヤコブ一族は神様に守られ、周辺の諸国の復習から免れて無事にベテルにのがれることができました。私たちも価値観をことにする異教の人々とともに住んでいますが、古い生き方を脱ぎ捨てて、神の民の信仰、生きざまを現すキリストと言う着物を着て証しの歩みをいたしましょう。シャローム。