2024年12月8日聖日礼拝

動画(33分12秒)

聖書 イザヤ書9章6節〜7節
説教 「預言された救い主」
説教者 タン・ショーン師


今月の聖句

ルカの福音書2章11節

今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。


今週の聖句

マタイの福音書24章30節

そのとき、人の子のしるしが天に現れます。そのとき、地のすべての部族は胸をたたいて悲しみ、人の子が天の雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見るのです。


創世記からの黙想 創世記49章

ヤコブは死ぬ直前、12人の子供たちをそばに集めて一人一人を祝福して祈っています。この祈りの中で、神様のみこころを伝えています。ルベンは長子であったが、父ヤコブのそばめビルハと姦淫の罪を犯したため、長子の資格を失っています。シメオン、レビはシェケムで妹ディナがハモルの家の者にレイプされた時、聖なる契約のしるしである割礼を虐殺目的に利用してシェケム人を虐殺しています。ユダの人生もきれいな人生ではありませんが長子の権利は4番目のユダに回って来ました。37章でヨセフの兄たちがヨセフを殺そうとしている時、ユダはヨセフをエジプトに奴隷として売り飛ばす提案をしました。弟を売りとばす行為は罪ある行為ですが結果的には、ユダのこの提案によってヤコブ一家は餓死から救われています。38章はユダの失態が書かれています。ユダにはエル、オナン、シェラの三人の息子がいました。長男エルにタマルという嫁をもらいましたがエルが罪を犯し、子を残さずに死に、次男オナンとタマルは再婚した。オナンも罪を犯して神に打たれて死んだ。三男シェラと再婚するはずであったが、ユダはシェラも死ぬのではと恐れて再婚をさせませんでした。これはユダは祝福を継承して世継ぎを残すという主の使命を放棄した行為です。勇敢なタマルは遊女の姿をして、嫁タマルとは知らずに売春宿に入った義父ユダによってみごもってペレツとゼラフをもうけ、ペレツが祝福のバトンを次につないでいます。「ユダは獅子の子。王権はユダを離れず、統治者の杖はその足の間を離れることはない。ついにシロが来て、国々は彼に従う。」(9節)ユダの子孫から、シロ、つまりシャロームが来て、まことの平安をもたらしてくれるメシヤの到来をヤコブは預言しています。ヤコブの人生最後の仕事は4男であったが長子となったユダを祝福してユダの子孫からダビデが生まれ、ダビデの子孫から、シロ、シャローム、メシヤなるキリストが生まれることの預言と祝福の祈りです。「ヨセフは実を結ぶ若枝、泉のほとりの実を結ぶ若枝、その枝は垣を超える。」(22節)ヨセフはイスラエルと言う垣根を超えてエジプトに奴隷として送られ、奴隷、囚人と言う垣根を超えて総理大臣になりました。ヨセフは切り倒されても、その根株から出る若枝のような祝福を兄弟に与えました。今も新しい世界が展開され、垣根を越える神様の祝福が届けられること、感謝しましょう。シャローム。

2024年12月1日聖日礼拝

動画(37分20秒)

聖書 ピリピ人への手紙3章12節〜21節
説教 「救いの完成を目指して」
説教者 高橋 博師


今月の聖句

ルカの福音書2章11節

今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。


今週の聖句

ピリピ人への手紙3章21節

キリストは、万物をご自分に従わせることさえできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自分の栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださいます。


創世記からの黙想 創世記48章

48章でヤコブが病気となり、147年の人生を終えることになります。生涯を終える時、ヤコブは3つの事をしています。「全能の神がカナンの地ルズで私に現れ、私を祝福して」(3節)くださったことを1番に語っています。第二番目には、ヨセフの子、マナセとエフライムを私の子にすると言って祈っています。第三番目にはヨセフの子、エフライムとマナセに手を置いて祈っています。第一番目にヤコブは主の恵みの回想をして、全能の神がカナンの地ルズでヤコブに現れた出来事を思い起こしています。創世記28章10~22節に書かれてある出来事です。兄エサウを欺いて長子の権利、祝福の祈りを奪い取った後、エサウの殺意を恐れてひとり母リベカのもとを離れてはるか伯父ラバンのところに逃げていく人生最悪、どん底、孤独の時、神様が夢の中で現れてくださり、主が彼のかたわらに立っておられる経験をしました。「あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻し、あなたを決して捨てない」という約束を受けました。147歳のヤコブは生涯を閉じようとしています。人生の終わる時、ルズの地で神様と出会って、それ以降、ヤコブはこの神様に仕え、神様は約束したことを忠実に守ってくださることを感謝をもって告白しています。第二は「エジプトの地でおまえに生まれた、おまえの二人の子は、今、私の子とする。エフライムとマナセは、ルベンやシメオンと同じように私の子となる。」(5節)と書かれているようにヨセフの二人の子をヤコブは養子にしました。ヨセフはこのことで割り当ての地を2つ嗣業することになり、二倍の祝福を受けることになります。第三にヤコブはエフライムとマナセの頭に手を置いて祝福の祈りをしています。長男のマナセにはヤコブの右の手で、次男のエフライムの頭にはヤコブの左の手で祈っていただこうとヨセフは二人を配置しましたが、ヤコブは手を交差して、右の手で弟のエフライムを、左の手で兄のマナセを祈りました。ヤコブは弟でしたが祝福を受けました。兄は弟に仕えると神様は語られました。ヨセフも11番目の子でしたが今はイスラエルの支配者になっています。イエス様はあとの者が先になり、先の者が後になると言われました。この世では後の者となる人をも顧みてくださる主の愛を信頼しましょう。