動画(37分00秒)
聖書 詩篇32編1節〜11節
説教 「罪の赦される幸い」
説教者 高橋 博師
今月の聖句
マルコの福音書10章44節〜45節
あなたがたの間で先頭に立ちたいと思う者は、皆のしもべになりなさい。人の子も、仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与えるために来たのです。
今週の聖句
詩篇32編1節
幸いなことよ。そのそむきを赦され、罪をおおわれた人は。
創世記からの黙想 創世記30章
兄エサウから祝福を奪い取ったヤコブは母リベカの故郷ハランへ逃避行をします。ハランの井戸辺で、はからずも母リベカの兄の娘、ラケルに出会いました。ヤコブは叔父ラバンの下で居候をすることになり、7年無償で働く対価として人目ほれをしたラケルを妻に求めました。「ヤコブはラケルのために七年間仕えた。ヤコブは彼女を愛していたので、それもほんの数日のように思われた。」(29章20節)狡猾なラバンはヤコブにラケルの代わりに姉のレアを送りました。朝の光で妻として与えられたのはラケルではなくレアと気づいたヤコブはラバンに文句を言います。もう7年働くならラケルも与えると言いました。ヤコブは二人の妻のために14年間ただ働きしました。押しつけられ、愛されないレアは主に愛されて次々と4人の男児を産みます。レアに嫉妬した不妊のラケルは女奴隷ビルハをヤコブに送りました。ビルハはダンとナフタリを産みます。レアも対抗して女奴隷ジルパをヤコブに与え、ジルパはガド、アシェルを産みます。ルベンの持っている恋なすびと引き換えにラケルはレアを再びヤコブに与え、レアはイッサカル、ゼブルンを産みます。レアと二人の女奴隷が10人の男児を産んだあと、主はラケルを顧みて待望の男児ヨセフが生まれます。二人の妻の花嫁料としての14年の労働が終わった時、ヤコブは故郷に帰らせて下さいとラバンに申し出ます。14年間、ヤコブがラバンの家で働いた結果、神様がヤコブと共におられたのでラバンの家は大変祝福されました。ラバンはヤコブを去らせたくなかったので、賃金を払うのでここに滞在してほしい。ヤコブは狡猾なラバンでも容認する条件を提示します。ヤコブにとって不利、ラバンにとって有利な条件です。生まれる確率の低いぶち毛、まだら毛、黒毛の羊はヤコブの報酬とヤコブは提案します。ラバンは承諾して、ブチ毛、まだら毛、が生まれないようにそれらの羊を遠くへ隔離します。それにもかかわらず生まれる小羊はしま毛、ぶち毛、まだら毛ばかりで、ヤコブは富み、ラバンは貧しくなって行きました。エサウを欺いたヤコブは叔父ラバンに欺かれ、ラケルの代わりにレアを押しつけられ、レアは沢山の男児を生み、ラケルは10人に男児の誕生のあと、やっと11番目に待望のヨセフが与えられました。報酬もラバンは度々変えて自分の有利にしようとしましたが、主はヤコブを守ってヤコブを豊かに富ませてくださいました。この苦難を通してヤコブは聖められ神のしもべとして成長をしていきます。主は練りきよめてくださいます。シャローム。