動画(30分16秒)
聖書 ヨハネの福音書3章22〜30節
説教 「主役はイエス・キリスト」
説教者 ナタナエル・ガウブ師
今月の聖句
マルコの福音書10章44節〜45節
あなたがたの間で先頭に立ちたいと思う者は、皆のしもべになりなさい。人の子も、仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与えるために来たのです。
今週の聖句
ヨハネの福音書3章30節
あの方は盛んになり、私は衰えなければなりません。
創世記からの黙想 創世記28章
イサク、リベカ、エサウ、ヤコブが登場し、彼らの信仰、生き様が見られます。リベカは目の見えない夫イサクをだまし、愛する息子ヤコブのために祝福を奪い取ります。ヤコブのためには何でもする、行動的であるがブレーキのない女性。エサウがヤコブを憎んで殺意を持っていることを知ると、その問題の解決をしないで、ラバンの娘の中から妻を得るようにと、ヤコブを遠くハランの地に送り出しています。夫イサクは妻リベカの言いなりになっています。リベカとヤコブが共謀して、イサクとエサウをだまして祝福を奪い取ったことや、それに対してエサウが根に持っていることに対しても、何の指導もありません。この家庭には最も大切な霊的な会話が欠如しています。神様のみこころを求め、分かち合い、自分の自我や願望に生きるのではなく、神様の御声を聞いて従い、不信仰を反省、悔い改めが大切です。おいしい料理、ラバンの娘の中から美しい妻をめとりなさい、といううわべのことをイサクは話題にしています。イサクはエサウにも、お前は長男だが、兄は弟に仕える、という神様の御声があったことや、お前自らも一杯のレンズ豆で長子の権利を売ってしまったではないか。だから神様はこのようになさった、と神様のなさることを受容する会話は残念ながら欠落しています。10節からヤコブの一人旅が始まっています。過保護の母リベカと分かれて一人で知らない道を旅して、叔父ラバンのところに向かっています。ベテルに来た時、日が沈んだので野宿をすることにしました。兄エサウが怒って殺しに来る恐れを持ちながら不安な一夜を過ごしています。今までリベカの保護の中にいたヤコブは今晩一人で神様と交わる初めての経験をしています。神様の御使いがはしごを上り下りしている情景を夢で見ました。かたわらに立っている主を見ました。「わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」と神様はヤコブに語られました。「まことに主がこのところにおられるのに、私はそれを知らなかった」「こここそ神の家に他ならない。ここは天の門だ。」(16節)ヤコブは初めて神様と交わって、神様の御声を聞いています。18節で信仰の応答として、礼拝をささげています。「すべてあなたが私に賜る物の十分の一を必ずささげます」(20節)奪う信仰、受ける信仰からささげる信仰、応答する信仰へ成長しています。家族や友人の意見を聞きながらも、神様との個人的な交わり、個人的な祈り、語って下さる主を大切にしましょう。シャローム。