動画(31分13秒)
聖書 ルカの福音書11章29節〜32節
説教 「ヨナに勝る方」
説教者 高橋 博師
今月の聖句
ヘブル人への手紙11章1節〜2節
さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。昔の人たちは、この信仰によって称賛されました。
今週の聖句
ヨナ書2章8節〜9節
空しい偶像に心を留める者は、自分への恵みを捨て去ります。しかし私は、感謝の声をあげて、あなたにいけにえを献げ、私の誓いを果たします。救いは主のものです。
ルカの福音書からの黙想 ルカ12章その1
ルカ12章も59節まである長い章です。13~21節でイエス様は愚かな金持ちの話をしています。12章でイエス様の語られたメッセージの内容の中心のようです。愚かな金持ちにイエス様は語っています。「しかし、神は彼に言われた。愚か者、おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。自分のために蓄えても、神に対して富まない者はこのとおりです。」(20~21節)人生はこの時代だけではありません。この地上の生活はいつか必ず終わりの時があり、死後の世界を迎える備えをする事の必要を教えています。人間を構成しているのは地上の生活を支える肉体のいのちだけではなく、たましいも持っている存在です。死んで肉体は滅びて土に帰って行きますが、たましいは死後も存在します。死後、神様に出会って報告をしなければなりません。神様からの評価、裁判、裁きを受けなければなりません。富める愚かな農夫は地上の人生しか考えていませんでした。豊作の時「どうしよう。私の作物をしまっておく場所がない。そして言った。こうしよう。私の倉を壊して、もっと大きいのを建て、私の穀物や財産はすべてそこにしまっておこう。そして、自分のたましいにこう言おう。わがたましいよ、これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ休め。食べて、飲んで、楽しめ。」(17~19節)死後の世界を全く考えていない人生観です。イエス様はこのルカ12章で私たち人類は地上において神様の支配の中で生きていますが、死後の世界においては神の直接の支配、管理、神の裁きの世界に生きなければならない事を教えています。死後の世界、死後における神様の御支配、裁きは地上に生きている時には肉眼の目では見えない世界です。あると信じる人は死後の世界、死後の裁きの備えをして地上の人生を送ります。あると信じない人は、死後の世界、死後の神様の裁きを無視して、地上で神様中心の人生ではなく、自己中心の人生を送る可能性、誘惑があります。真理なるイエス様のことばを土台にして、未来を信じて神中心の人生を歩みましょう。シャローム。