動画(40分02秒)
聖書 申命記11章18節〜21節
説教 「信仰の家族」
説教者 タン・ショーン師
今月の聖句
コロサイ人への手紙2章9節
キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。
今週の聖句
ガラテヤ人への手紙3章7節
ですから、信仰によって生きる人々こそアブラハムの子である、と知りなさい。
ルカの福音書からの黙想 ルカ2章後半
ルカ2章に於いてイエス様はヨセフ、マリヤに連れられて2回、エルサレムの神殿に行っています。一回目は生後八日目、割礼を受けるため、いけにえを献げるためにベツレヘムからエルサレムに赴いています。この時ヨセフマリヤは「山鳩一つがい、あるいは家鳩のひな二羽」と最も貧しい人の献げものをしています。二回目はその後12年経って、イエス様がユダヤのしきたりで12歳の時成人になったときガリラヤのナザレから両親や村の人々と一緒にエルサレムの神殿に礼拝に行っています。祭りの期間が終わって一行はナザレの村に向かって一日の旅をして宿につくとそこにはイエス様がおられなかった。翌日ヨセフマリヤは一日歩いてエルサレムに戻り、翌日エルサレムを捜すとなんと12歳の少年イエス様は神殿で教師たちの真ん中に座り律法について討議をしておられ、聞いていた人々は少年イエス様の知恵と答えに驚いていました。心配してイエス様を捜しにエルサレムまで戻って来たヨセフマリヤにイエス様は「「どうしてわたしを捜されたのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当然であることを、ご存じなかったのですか。」とお答えになられました。神であられるメシヤ・イエス様は罪人の世界に来てくださり、へりくだって人と同じ姿を取ってくださり、罪人の受ける割礼を受けて下さり、最も貧しい人たちの献げものをささげて下さり、貧しい大工ヨセフの家で、両親に仕え、弟妹の世話をするしもべになってくださいました。人と同じ姿になってくださいましたが、幼いイエス様には神様の知恵が満ちあふれ、家族を愛する愛が満ちあふれていました。「それからイエスは一緒に下って行き、ナザレに帰って両親に仕えられた。母はこれらのことをみな、心に留めておいた。イエスは神と人とにいつくしまれ、知恵が増し加わり、背たけも伸びていった。」(ルカ2章51~52節)この人となられたイエス様を「キリストは御子であられるのに、お受けになった様々な苦しみによって従順を学び、完全な者とされ、ご自分に従うすべての人にとって永遠の救いの源となり」(ヘブル書5章8~9)とヘブル書の著者は証ししています。イエス様は幼い頃より、罪、悪の満ちあふれるこの世で神の光、愛、知恵に満ちて歩んでおられました。弱く無力な私たちも神の力、知恵によってこの世の光として輝きましょう。