2024年8月4日聖日礼拝

動画(32分49秒)

聖書 ルカの福音書23編29節〜43節
説教 「天国行きの約束」
説教者 高橋 博師


今月の聖句

コリント人への手紙第一12章26節〜27節

一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です。


今週の聖句

ルカの福音書23章43節

イエスは彼に言われた。まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。


創世記からの黙想 創世記31章

ヤコブは伯父ラバンのもとで20年を過ごし、何度も何度も欺かれ苦しめられています。兄エサウを欺いたヤコブが、狡猾で貪欲な伯父に欺かれています。狡猾なヤコブが神に取り扱われて、神の人に変えられ聖められて行きます。ヤコブはラバンの娘ラケルが好きになりました。7年働けばラケルを妻にあげるという言葉を信じて7年間、ただ働きをして、ラケルを迎えたつもりが、夜の闇の中でヤコブの天幕にベールをかぶって送られたのは姉のレアでした。朝になってラバンに抗議をすると、ラケルを上げるからもう7年働け。ヤコブは14年間、二人の妻のために無報酬で働かされました。楽しいはずの結婚生活も、愛するラケルが子を産まない。レアに次々と子供が生まれ、姉に嫉妬したラケルのため、ラケルのそばめによって子供をもうけるようになり、子どもが生まれる喜びがすっ飛んでしまい、楽しい家庭が出産戦争の修羅場になりました。14年の年季奉公が終わったので故郷へ帰ろうと申すと、ラバンはさらに6年、ヤコブを働かせました。ラバンはヤコブに報酬を約束しました。黒い羊、しま、ぶち、まだらのやぎを与える。当地では、羊は白、ヤギは黒でした。黒い羊や、しま、すじ、ぶちのやぎはごく少数でした。このように自分に有利な条件をラバンはヤコブに押し付けました。神様の恵みとヤコブの知恵で、生まれるやぎは、黒やぎでなく、しま、すじ、ぶちが次々生まれ、羊も黒い羊が生まれ、ヤコブの家畜がどんどん増えていきました。ラバンの息子たちは、ヤコブは父の物を盗んでいる、と言い、ラバンの態度も不穏なものになってきました。ラバンに故郷に帰らせてくださいと言えば、また何か難癖をつけることが見え見えでしたので、ヤコブは意を決して、夜逃げのようにラバンのもとを去りました。ヤコブ逃亡を知ったラバンは郎党を連れてヤコブ奪還に向かいました。途中神様がラバンに働いていさかいをしないように語られました。ヤコブが神様に取り扱われ、神の聖徒ヤコブに変えられていく貴重な20年でした。だます人、ずるい人、野望家のヤコブは私たちに親しみのもてる罪人です。ヤコブを訓練された神様は私たちも訓練して、危機の中でも必ず守ってくださいます。「見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」(28章15節)神様の約束が実現して行きます。

2024年7月28日聖日礼拝

動画(37分00秒)

聖書 詩篇32編1節〜11節
説教 「罪の赦される幸い」
説教者 高橋 博師


今月の聖句

マルコの福音書10章44節〜45節

あなたがたの間で先頭に立ちたいと思う者は、皆のしもべになりなさい。人の子も、仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与えるために来たのです。


今週の聖句

詩篇32編1節

幸いなことよ。そのそむきを赦され、罪をおおわれた人は。


創世記からの黙想 創世記30章

兄エサウから祝福を奪い取ったヤコブは母リベカの故郷ハランへ逃避行をします。ハランの井戸辺で、はからずも母リベカの兄の娘、ラケルに出会いました。ヤコブは叔父ラバンの下で居候をすることになり、7年無償で働く対価として人目ほれをしたラケルを妻に求めました。「ヤコブはラケルのために七年間仕えた。ヤコブは彼女を愛していたので、それもほんの数日のように思われた。」(29章20節)狡猾なラバンはヤコブにラケルの代わりに姉のレアを送りました。朝の光で妻として与えられたのはラケルではなくレアと気づいたヤコブはラバンに文句を言います。もう7年働くならラケルも与えると言いました。ヤコブは二人の妻のために14年間ただ働きしました。押しつけられ、愛されないレアは主に愛されて次々と4人の男児を産みます。レアに嫉妬した不妊のラケルは女奴隷ビルハをヤコブに送りました。ビルハはダンとナフタリを産みます。レアも対抗して女奴隷ジルパをヤコブに与え、ジルパはガド、アシェルを産みます。ルベンの持っている恋なすびと引き換えにラケルはレアを再びヤコブに与え、レアはイッサカル、ゼブルンを産みます。レアと二人の女奴隷が10人の男児を産んだあと、主はラケルを顧みて待望の男児ヨセフが生まれます。二人の妻の花嫁料としての14年の労働が終わった時、ヤコブは故郷に帰らせて下さいとラバンに申し出ます。14年間、ヤコブがラバンの家で働いた結果、神様がヤコブと共におられたのでラバンの家は大変祝福されました。ラバンはヤコブを去らせたくなかったので、賃金を払うのでここに滞在してほしい。ヤコブは狡猾なラバンでも容認する条件を提示します。ヤコブにとって不利、ラバンにとって有利な条件です。生まれる確率の低いぶち毛、まだら毛、黒毛の羊はヤコブの報酬とヤコブは提案します。ラバンは承諾して、ブチ毛、まだら毛、が生まれないようにそれらの羊を遠くへ隔離します。それにもかかわらず生まれる小羊はしま毛、ぶち毛、まだら毛ばかりで、ヤコブは富み、ラバンは貧しくなって行きました。エサウを欺いたヤコブは叔父ラバンに欺かれ、ラケルの代わりにレアを押しつけられ、レアは沢山の男児を生み、ラケルは10人に男児の誕生のあと、やっと11番目に待望のヨセフが与えられました。報酬もラバンは度々変えて自分の有利にしようとしましたが、主はヤコブを守ってヤコブを豊かに富ませてくださいました。この苦難を通してヤコブは聖められ神のしもべとして成長をしていきます。主は練りきよめてくださいます。シャローム。