動画(39分27秒)
聖書 ルカの福音書1章68節〜79節
説教 「いと高き方の子」
説教者 リュウ・ホイイン師
今月の聖句
ルカの福音書2章11節
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
今週の聖句
イザヤ書9章6節
ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。
創世記からの黙想 創世記50章
ヤコブは子らに命じ終わると、足を床の中に入れ、息絶えて、自分の民に加えられた。」(49章33節)ヤコブの召天の様子が書かれています。「ヨセフは110歳で死んだ。彼らはヨセフをエジプトでミイラにし、棺に納めた。」(26節)ヤコブとヨセフの死を告げて創世記は終わっています。ヨセフは父ヤコブの遺体をミイラにして、イスラエルのマクペラの墓に葬りました。そこにはアブラハム、サラ、イサク、リベカ、それにヤコブの第一の妻、レアが葬られています。ヨセフも死んで遺体はミイラにされました。ヨセフの遺骸がイスラエルの地に帰ったのは、この後430年の後、モーセがエジプトを脱出するときでした。(出エジプト記13章19節)神様の大きな摂理、ご計画が大河のように時代を超え、人間の愛憎を超えて実現していく風景をここで見ることができます。ヨセフは父を葬るためにエジプトからイスラエルに旅をしました。17歳の時、奴隷として見知らぬ国に旅をした道を、40年後に戻っています。イシュマエル人に売られた奴隷でありましたが、今はエジプトの総理大臣として戦車、騎兵を従え、非常に大きな軍団として同じ道を戻っています。神様の計画の不思議さ、豊かさ、神様を信じ従う者に与えられる恵みをかみしめていたことでしょう。父の亡き後、ヨセフの復讐を恐れていた兄たちは父ヤコブの遺言と言って「あなたの兄弟たちのそむきと彼らの罪を赦してやりなさい」とヨセフに語り、「今、どうか、あなたの父の神のしもべたちのそむきを赦して下さい。」と赦しを請い、その言葉にヨセフは涙をしました。今まで一方的にヨセフが兄たちを赦してきましたが、兄たちの口から直接、悔い改め、謝罪のことばを聞いたのは初めてで、ヨセフは泣きました。「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを良いことのための計らいとなさいました。それは今日のようにして、多くの人々を生かしておくためでした」(20節)兄たちに改めて赦しのことばを語っています。「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益として下さることを、私たちは知っています。」ローマ8章28節。主の大きな御手の中を歩みましょう。シャローム。