動画(46分59秒)
聖書 ピリピ人への手紙3章1節〜11節
説教 「キリスト・イエスを知るさいわい」
説教者 高橋 博師
今月の聖句
詩篇123篇1節〜2節
主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。主は私を緑の牧場に伏させいこいのみぎわに伴われます。
今週の聖句
ローマ人への手紙8章13節
もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬことになります。しかし、もし御霊によってからだの行いを殺すなら、あなたがたは生きます。
創世記からの黙想 創世記46章
ヤコブは飢饉の地、イスラエルを発ってヨセフの待つエジプトに出発しました。途中、ベエル・シェバに来て礼拝をささげた夜、主は幻の中でヤコブに語りかけられました。「わたしは神、あなたの父の神である。エジプトに下るのを恐れるな。わたしはそこで、あなたを大いなる国民にするから。わたし自身があなたといっしょにエジプトに下り、また、わたし自身が必ずあなたを再び導き上る。ヨセフの手はあなたの目を閉じてくれるであろう。」(3~4節)130歳という老齢になって、故郷を離れ、長い旅をして、知らない異国へ向かう不安なヤコブに主は語って励ましています。エジプトへの旅をしてゴシェンの地についたヤコブをヨセフは迎えました。17歳の時に別れて、動物にかみ殺されたと信じていた最愛の息子ヨセフが生きていて、エジプトの総理大臣になっていて再会できることはヤコブには夢のようでした。「もう今、私は死んでもよい。この目であなたが生きているのを見たからには」(30節)ヨセフと抱き合って涙しています。主は3回ヤコブに語っています。若い時、エサウの殺意の中で、ハランの地を目指して一人旅をしたとき、主はベテルの地でヤコブに現れています。「わたしはあなたを祝福し、あなたをこの地に連れ戻そう、と約束を受けています。石の枕を立てて油を注いでいます。それから20年たって伯父ラバンのもとからイスラエルの地に帰ってくるとき、兄エサウが400人の郎党を引き連れて迎えに来る知らせを聞いたとき、ヤコブは震えあがりました。宿営を二つに分け、多くの贈り物を前に運ばせ、怒り狂っているだろうエサウをなだめ、妻、子を先に川を渡らせ、ひとり川のこちら側で苦悩の中にいる時、主はヤコブに語りかけてくださいました。三度目の深い主の取り扱いが、エジプトに向かうベエルシェバでの幻でした。ベエルシェバの向こうには広大な砂漠が広がっている。その砂漠を旅して、かなたの地に愛するヨセフが待っている。ヨセフの送ってきたエジプトの車を見てヤコブは出発しました。老齢になってからの出発に主なる神様はしっかりとヤコブをサポートされています。「年老いたときも、私を見はなさないでください。私の力の衰え果てたとき、私を見捨てないでください。」(詩篇71篇9節)主のご真実を確信して歩みましょう。シャローム。