動画(35分28秒)
聖書 使徒の働き13章13節〜23節
説教 「主からの励ましの言葉」
説教者 タン・ショーン師
今月の聖句
コリント人への手紙第二5章17節
だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。
今週の聖句
イザヤ書49章6節
あなたがわたしのしもべであるのは、ヤコブの諸部族を立たせ、イスラエルのうちの残されている者たちを帰らせるという、小さなことのためだけではない。わたしはあなたを国々の光とし、地の果てにまでわたしの救いをもたらす者とする。
創世記からの黙想 創世記36章
これはエサウ、すなわちエドムの歴史である。」(1節)エサウのその後が丁寧に書かれています。イサクとリベカの双子としてエサウとヤコブはリベカの胎から生まれました。ヤコブとエサウは同じところにいました。やがてエサウは長子の権利を軽んじて一杯のレンズマメと交換してしまいます。結婚も信仰に基づく結婚ではなく、二人のカナン人の女性とイシュマエル人の女性を妻にしています。神様の祝福、長子の権、結婚に置いても信仰を無視した行動を取っています。33章でエサウは20年ぶりに弟ヤコブとの再会をしています。ヤコブは祈りに祈って再会をしています。エサウはヤコブから贈り物を受け取ると、さっさとセイルに帰っています。ヤコブがどのように取り扱われたかの証しにはまったく興味を示さずに贈り物にだけ関心があるようです。エサウの子孫エドム人はイスラエルを何度も何度も苦しめて来た民でした。モーセがイスラエルの民を率いて旅をしている時も、エドムの領土を通過させてください、家畜が水を飲めば代価を払います、と依頼したとき、大軍を率いてモーセの依頼を拒否しています。そのために民は迂回しなければなりませんでした。イエス様がお生まれになった時の王はヘロデ大王でした。ヘロデ家はエドム人の子孫でした。ヘロデ大王は生まれたばかりのイエス様を殺そうとしてベツレヘムの2歳以下の男子の赤ちゃんを皆殺しにしています。ヘロデ大王の息子、ヘロデアンティパスは、バプテスマのヨハネを殺し、ピラトと一緒になってイエス様を十字架につけています。ヘロデアグリッパは12弟子のヤコブを殺し、高ぶったため、虫にかまれて死んでいます。エサウの子孫はアブラハムを先祖に持っていながら、神様の祝福を受けないばかりか、祝福の妨害者の民族になっています。ヤコブとエサウは同じところにいました。二人ともずるい罪人でした。神様への対応の違い、信仰を大切にするか否かで、エドム人とイスラエルという大きな違いになって行きました。毎日の信仰の積み重ね、小さなことでありましても神様との交わりを大切にする人生とそうでない生活の差は甚大であります。しかし、神様はこのエサウの子孫、エドム人も覚えておられ、彼らの悔い改めを待っておられます。36章で信仰から離れたエサウの子孫を丁寧に書いておられる神様は、信仰から離れた方々のことを、断腸の思いで立ち返りを待っておられます。私たちも同じ思いで神様から離れている方々のために祈りましょう。