動画(37分02秒)
聖書 コリント人への手紙第一12章12〜27節
説教 「キリストのからだなる教会」
説教者 高橋 博師
今月の聖句
マルコの福音書10章44節〜45節
あなたがたの間で先頭に立ちたいと思う者は、皆のしもべになりなさい。人の子も、仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与えるために来たのです。
今週の聖句
コリント人への手紙第一12章27節
あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です。
創世記からの黙想 創世記29章
ヤコブは旅を続けて、東の人々の国へ行った。」(1節)母リベカの寵愛を受けたヤコブは過保護な環境から、一転、伯父ラバンを訪ねる荒野の一人旅となりました。兄エサウを二度までだまして、財産相続の長子の権利、霊的祝福を継承する祝福の祈りを奪い取りました。殺意に燃えるエサウから逃げるためにヤコブは一人旅の出発。「見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」(28章15節)素晴らしい約束をベテルでいただきました。この約束を信じ、母リベカの兄ラバンを訪ねて旅を続けます。野の井戸につくとラバンの知り合いに出会い、ラバンの娘ラケルが羊の群れを連れてやって来ました。「ヤコブが、自分の母の兄ラバンの娘ラケルと、母の兄ラバンの羊の群れを見ると、すぐ近寄って行って、井戸の口の上の石をころがし、母の兄ラバンの羊の群れに水を飲ませた。そうしてヤコブはラケルに口づけし、声をあげて泣いた。」(10~11節)ヤコブはラケルを一目ぼれで好きになり、結婚を申し込みます。ヤコブは7年間ラケルの結納金のために働きました。待望の7年が終わった時、ヤコブが請求してやっと伯父ラバンは結婚に応じました。狡猾なラバンはヤコブにラケルではなく姉のレアを与えました。翌朝、日が上って妻の顔を見ると何とラケルではなくレアでありました。ヤコブのショックはいかばかりであったでしょう。抗議をするとラバンは涼しい顔をして「もう7年働いてください、ラケルも上げますから。」ヤコブは14年間、ラバンのもとでただ働きをしました。父イサクから祈っていただいた霊的祝福の祈りの結果がこのようになりました。エサウをだましたヤコブが、伯父ラバンにだまされ裏切られ、ヤコブの信仰の訓練が始まっています。レアもまたヤコブの愛を求めて次々と出産をしています。4人目が生まれた時、ユダと名づけて、「今度は主をほめたたえよう」と祈っています。レアも人からの愛を求める生き方から、神様をほめたたえる生き方に変わっています。人に愛されなかったレアでありますが、神様をほめたたえる信仰からユダが生まれ、やがてこのユダから、ダビデが生まれ、イエス様につながって行きます。このような形でヤコブの霊的祝福が実現して行きます。私たちの人生、人が愛してくれない、わかってくれない、そんな時でも、神様をほめたたえて歩める者にならせていただきたいと思います。シャローム。