動画(38分07秒)
聖書 使徒の働き12章1節〜11節
説教 「神の敵から救われる」
説教者 タン・ショーン師
今月の聖句
ローマ人への手紙12章1節
ですから、兄弟たち、私は神のあわれみによって、あなたがたに勧めます。あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。
今週の聖句
イザヤ書41章10節
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。
創世記からの黙想 創世記23章
アブラハム137歳の時、糟糠の妻サラが127歳でヘブロンでなくなっています。カルデアのウルで二人は結婚して、依頼100年余り、行き先のわからない信仰の旅を続け、多くの子孫、この約束の地を与えるとの神の言葉を信じて歩んで来ましたが、与えられた子孫はイサク一人、広大な土地に至っては約束だけで、足の踏み場となる土地さえも相続財産として与えられていませんでした。「アブラハムは、その亡き人のそばから立ち上がり、ヒッタイト人たちに話した。私は、あなたがたのところに在住している寄留者ですが、あなたがたのところで私有の墓地を私に譲っていただきたい。そうすれば、死んだ者を私のところから移して、葬ることができます。」(3~4節)この地上では寄留者として地上に財産を所有せず天国を目指す旅人ではあっても、この地上の旅を終えたサラの遺体を葬るための墓地を得るために地元の住民、ヒッタイト人に土地の購入を申し出ています。アブラハムの妻として、神のしもべとして信仰の生涯を歩んだ安心できる証の場所として借地や贈与の墓地ではなく、金銭を支払って買い取った墓地にサラを葬ろうとしています。ヒッタイト人は貸してあげます、差し上げます、と言っていますがアブラハムはかたくなに購入したいですと譲りません。ヒッタイト人エフロンは始め差し上げますと言ってはいましたが、銀貨400シェケルで売りましょう、と言っています。銀貨400シェケルとは村が一つ買える位の途方もない高価な金額です。アブラハムはヒッタイト人たちの見ている前で銀貨400シェケルを支払い、アブラハムの所有物となりました。自由に使ってください、差し上げますと言っていたヒッタイト人の本音が出ました。無料で借りて入れば後ほど必ずトラブルが起こることを予想していたアブラハムは妻の記念の墓地を途方もない高価で購入し、子々孫々ここカナンの地を約束の地として、約束のメシヤ到来までここを信仰の証しの場所とする決心をしました。アブラハムはこの後175歳まで生きてここに葬られ、イサク、リベカも、ヤコブもここに葬られ、遥か御国を仰いで生きた証し人たちの記念の場所となりました。地上で信仰によって生きた証しを残して、やがての日、天の御国に羽ばたいて行きましょう。シャローム。