●『愛と自由のことば』より(13)

「すべての重荷を神に托することによりて、人生の行路は踏みやすきのみ」(留岡幸助)

 数年前に映画「大地の歌ー留岡幸助物語」というのがありました。児童自立支援施設・北海道家庭学校(1914年設立)を創設した留岡幸助のことばです。映画にもありましたがこの施設の礼拝堂には「難有」と書かれた額が掲げられています。WEBサイトによると難儀がある、つまり困ったことがあるという意味ですが、これを「ありがとう」(有り難き)と読むそうです。ありがとう、すなわち感謝の心は、難儀があるところに生まれるのです。
 留岡牧師自身、難儀の中に努力と奮起をもって乗り越えていきましたが、そこには「すべての重荷を神に托する」という信仰がありました。「煩思(おもいわずらい)は悪魔が人の道徳性を弱らしむるよりきたる。弱きところに迷いあり、くらきところに恐れあり・・・されども静かに観ずれば、人間行くところおのずから道あり。この道はただ神を知ることによりて、ますます歩むにやすし。」
 あれこれを思い悩んだところで解決するわけでもありません。十字架にかかりいのちを捨てるほどに愛していてくださり、復活してその尽きることのないいのちをもって守っていてくださる主イエスさまに、すべてをおゆだねしましょう。


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