●奇跡の一年(1)

 昨年(2016年)の4月より美術科の非常勤講師として彦根市の公立中学校に週二日ほど勤務しました。何十年かぶりの学校現場に当初かなりの戸惑いと焦りと自意識過剰でしんどい毎日を送ったのですが、それもこの3月31日ですべて終わりました。教会の皆さまには私のわがままを受け止めてくださり感謝申し上げます。またインターンとはいえいくつもの教会奉仕を実地訓練と称して丸投げしたものをしっかりと受け止めてくださった河村先生ご夫妻にも感謝します。
 私にとっては奇跡の一年でした。私の仕事内容は、新しく教師になられた一人の先生への研修と、その先生が学校外に研修に出られたときに後補充として授業を行うということでした。今年度に期限となる教員免許の更新を、牧師を続けながらそれを可能していただいたこの仕事は、通勤可能な職場、教科など、教科担任制の中学校においてはいくつもの条件が重ならないと生まれないことだったそうです。それに加えて、いくつもの不思議な出会いをいただきました。まるで神さまがすべておぜん立てをしてくださったかのような場面に幾度となく出会いました。緊張感は最後まで抜けることがありませんでしたが、主が与えてくださる平安の中に、また感謝の中に一年を過ごさせていただきました。
 送別会の中で、担当した先生から花束とともに感謝の言葉をいただきました。「明日のことは思い煩うな、明日のことは明日自身が思い煩う、労苦はその日その日に十分である」。最後の時に私の送ったこの聖書の言葉を引用し、「春からも頑張ります」と希望にあふれた言葉をいただきました。ありがたいことです。


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