●26聖人を訪ねて(9)

 長崎は、キリシタンの信仰や原爆被害からの平和学習に加えてもう一つ、日本の開国について学ぶことの出来る所です。ということでこの日の締めくくりとして「亀山社中記念館」と「長崎歴史文化博物館」に行きました。
 曲がりくねった細い道を上っていくと、こんなところに何があるのか、と思わせるところに「亀山社中記念館」があります。記念館といっても木造の小さな建物です。1865年、坂本龍馬たちは日本で最初の商社・亀山社中をつくり、薩摩藩の名前で小銃や蒸気船を英国商人グラバーより購入、長州藩に輸送します。その拠点となったのがこの建物とのこと。幕末当時をそのまま復元したといういくつかの部屋に、記念のものが展示されていました。記念館の外には長崎市内を望む小さな展望台があり、そこに大きなブーツ像がありました。説明によると、靴のままそのブーツに履く形で入り記念撮影ができるとのこと。夫婦ともども撮影したことは言うまでもありません。
 ホテルへの帰り道に長崎歴史文化博物館があります。歴史文化展示ゾーンと長崎奉行所ゾーンがあり海外との交流の中での長崎の歴史について学ぶことが出来ます。お白州など奉行所が復元されているのですが、この長崎奉行所ではキリシタン関係、外国人とのトラブルなどの事件が取り扱われたようです。それらが記された「犯科帳」(国指定重要文化財)が展示されていました。あまり関係ありませんが中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」もこのたび終了とのことです。
 中町教会を外から眺めつつ長崎駅に戻り食後ホテルへ。お疲れさまでした。


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