●『今日のパン、明日の糧』(ヘンリ・ナウエン)より(25)

「私たちは成功や名声、権力の世界に属するのではなく、神のものであるということが、聖霊によって明らかにされます。・・・私たちは神の愛する息子であり娘です。」

 自分がいったい誰であるのか。自分の価値はいったいどこにあるのか。その価値は何によってはかられるのか。神さまを知らなかった時は「成功や名声、権力」によって自分の価値をはかり、自分が誰であるのかを確かめていました。そうせざるを得なかったのです。しかし神さまを知った今、そのようなもので自分をはかり、自分を確かめることから解放されました。たとえ成功や名声がなく、何の力もないように思えるときも、私たちは神さまの愛する息子、娘なのです。その事実は変わることがありません。その事実は聖霊なる神さまが明らかにしてくださいます。
 私たちは聖霊さまのお働きによって神なるお方を「アッバ、父」と呼ぶことができます。アッバとは幼児語で「お父ちゃん」という意味です。そこには父という語が呼び起こす権威、力、支配といった含みが全くない、とナウエンは続けて語ります。
 私たちはこの世が何と言おうとも、神さまの愛されている息子、娘なのです。尊い宝石のような存在なのです。


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