●『今日のパン、明日の糧』(ヘンリ・ナウエン)より(24)

「神の力は、支配し、命令し、号令を下すといったことで示される力ではありません。それは人を癒し、和解させ、一つにする力です。それが、聖霊の力です。」

 神山復生病院院長としてハンセン病感謝の救済に尽力したキリスト者・岩下壮一は、宗教とは「神に対する人の道」であると語りました。その道とはイエスさまご自身です。私たちはイエスさまを通して神さまを知ります。イエスさま以外の道で神さまを知ろうとするならば、間違った道に迷い込み、行き着く先は偶像でしょう。偶像は自己中心から来る願望でありお気に入りなので、そこに神さまを見出したくなりますが、そこには滅びがあるだけです。
 イエスさまを通して知る神さまの力とは「人を癒し、和解させ、一つにする力」であるとナウエンは語ります。しかし人間は「支配し、命令し、号令を下す」といったことで示される力の中に神さまの力を感じようとします。またそのような力に自らも生きようとします。そこにこそ自己中心の罪があらわれているのですが。
 聖霊さまのお力に満たされましょう。それは「人を癒し、和解させ、一つにする力」に満たされることです。イエスさまはそのように私たちを招き、導き、また遣わしてくださいます。


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