●エクアドルそしてペルーの旅(12)◎褐色のキリスト像

 8月10日(月)。6時に間違いルームサービスに起こされました。なかなか良い朝です。朝食を済ませ9時、クスコの観光へ出発。まず宗教美術博物館へ。つづいてカテドラル、エル・トリウンフォ教会、ヘスス・マリア教会、そしてドミンゴ教会へ。ドミンゴ教会は「コリカンチャ」(太陽の神殿)の上に立てられているというか合体しているというか、そんな感じです。
 この中でヘスス・マリア教会を少し紹介しましょう。先ず名称ですが「ヘスス」はイエス―スということでジーザス、つまりイエスさまのことです。「マリア」はイエスさまのお母さんのマリアさんですね。カテドラルの横に立てられている重厚な石造りの教会です。中に入るといくつもの祭壇があります。修復中のものもありますが、博物館的とはいえ礼拝場として機能しています。正面の一番大きな祭壇は、銀300トンでできているそうで、いぶし銀びかり(?)した迫力がありました。この銀は原住民の皆さんから搾取したものですね。キリスト者の一人としては大変複雑な気持ちがします。
 祭壇の中にはイエスさまの像やマリアさんの像などがいくつもありますが、その中に「褐色のキリスト像」がありました。西欧から伝えられてきたキリスト教会では白人のキリスト像が普通なのだと思います。しかしイエスさまはユダヤ人ですから、白人というのもおかしなことです。ここにある褐色のイエスさまの像を前にしていろいろと思いめぐらすことになりました。日本人にとっては、ちょんまげをした和装のイエスさま像もあってよいのかもしれません。
 普通の観光旅行ではバスで移動するところなのかもしれませんが、ひたすら歩き廻りました。昼、唯一の日本食レストランを目指します。


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