●エクアドルそしてペルーの旅(11)◎クスコ到着

 チンチェーロで買った茹でトウモロコシは、白く大粒ででんぷんのだんごのような感じ。ラップがわりにトウモロコシの外皮に包まれて手渡していいただきました。結局私も食べることになりました。なんだかおなかの具合がおかしくなってきた、と妻に言うと「気のせいや!」と一蹴。仕方なしに旅は続きます。9日(日)午後3時半、タクシーはほこりまみれの道をひた走り、クスコ到着。クスコは標高約3400m、インカ帝国の首都だったところです。
 ホテルに到着すると「コカ茶」をいただきました。コカインの原料になるコカの葉っぱのお茶です。伝統的に高山病によいそうです。もちろん幻覚作用などはありませんし合法的なものですのでご安心ください。
 「アルマス広場」周辺を散策しました。「アルマス」はスペイン語で武器という意味だそうです。インカ帝国をはじめ南米の古代文明の多くは石積みの技術を持っていました。剃刀一枚入らないほど緻密に積み上げられた石積みの上に各種建物が建てられていました。侵略したスペインはインカの建物を破壊した時、石積みだけをのこしてその上に自分たちの施設、教会を建てていきました。街はインカの石積みとスペインの建築が混ざり合って独特の雰囲気を生み出しています。幾度かの地震でスペインの建てた建物はことごとく倒壊したそうですが、石積みはびくともせず今に至っています。石積みの中にことさら精巧に切り出された「12角の石」と呼ばれている石がありました。
 夕食にはホテル近くのレストランで、アルパカのステーキを食べました。おじさんが一人で切り盛りしておらました。支払いの段になって、なんだか勘定が微妙に間違っているような気がしつつも、多少の誤差は気にせずそのまま失礼しました。


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