●デボーションからの黙想2~『カール・バルト一日一章』より(3)

私たちの始まりの境界である永遠の恵み深い神が、私たちの生命全体に責任を持たれないはずはないではありませんか。
(『カール・バルト一日一章』より)

 私たちの人生を始めてくださったお方は、神さまです。私たちは偶然でも成り行きでもなく神さまご自身によってその人生を始めていただいたものです。神さまは、真実で全能で愛であるお方ですから、ご自身のなさることに失敗や不完全はありません。私たち全ての者は、神さまによって造られた素晴らしい存在であり尊い存在なのです。
 この神さまは私たちの人生を始めておいて、そのあとはほったらかし、ということをなさるお方ではありません。始めてくださった神さまご自身が最後の最後まで責任を持っていてくださいます。
 自分の人生に責任を持つことは大切なことですが、罪人である人間ですから、責任感が強いあまり結果的に人生をうまく生きることができなくなるのです。欠けだらけの人間が、自分ひとりで自分の人生の責任を取らなければならないとなると、いったい誰が人生を生きることができるでしょう。神さまは私の人生をお始めになられたお方です。最後の最後まで私たちの生命全体に責任を持っていてくださいます。


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