●牧師の机2~魂への配慮の歴史より魂への配慮の歴史2(9)◎復活祭のこころ

「いつも復活祭の気分で生きることができさえすればよいんだよ
ヨーゼフ・ヴィッティヒ(1879~1949)

 ヴィッティヒは、貧しい両親の家に生まれましたが、奨学金を得て学び、神学博士、考古学と教会史の教授となり著名な宗教著作家となったカトリック司祭です。
 復活祭、つまりイースターは、クリスマス以上に大切なキリスト教会のお祭りです。暗い受難週を過ごしたのちに迎える輝いた朝、日曜日です。イエスさまを信じる者はみなこの日を何よりも喜びとし、イエスさまの復活されたことをお祝いします。
 どんなに暗い夜であっても、必ず朝がやって来ます。夜が暗ければ暗いほど、朝の輝きは明るく輝きます。復活祭の朝は喜びの時です。
 どのようなときにも、この復活祭の気分で生きることができれば、すばらしいですね。私たちの人生に与えられている時間は永遠ではなく限られています。限られた時間であるならば、暗く悲しんで過ごすのではなく、復活祭の気分で、つまり喜んで生きたいと思います。ヴィッティヒは、それさえできればよいんだよ、と語ります。他には何もいらないのです。あるいはほかのことはそんなに大切なことではないのです。
 いつも喜んでいなさい、とパウロはテサロニケの人びとに語りました。いつも喜んで、いつも復活祭の気分で生きて行きましょう。それさえあればなにがあっても大丈夫です。


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