●牧師の机2~魂への配慮の歴史より魂への配慮の歴史2(6)◎ダイナミックな愛

「己をむなしくし、自分を犠牲にして、貧しく、間違って生きている民衆のところに行くこと
ルーペルト・マイアー(1876~1945)

 ナチス・ドイツ時代のミュンヘンに生きたイエズス会の司祭。「敵を愛する愛」について語ったことからゲシュタポに捕えられ入獄。第一次大戦にて従軍司祭として参戦した際、榴弾を受けて左足切断。1945年11月1日、聖ミヒャエル教会にて説教中に脳出血。最後の言葉は「主は、主は」。義足であったために倒れることにならず祭壇に寄りかかり立ったまま召天。1987年に時の教皇ヨハネ・パウロ二世から福者と宣言されました。
 聖職者たちが困窮する人々のことを理解するために、彼らに積極的に訪問することを推奨しました。出会いをうながし対話するキリスト者の道を大切にしました。
 静まる時と行動する時。ひとり黙想する時と人々の中に入って語り合う時。どちらか一方では不十分。バランスが大切です。みどりごとなって飼葉桶に生まれてくださったまことの神さまは、どのようなところにも共にいてくださいます。あらゆるところにあって神さまのダイナミックな愛に生かされましょう。


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