●牧師の机2~魂への配慮の歴史より魂への配慮の歴史2(3)◎キリストにゆだねる

「あなたが、もはや何ひとつ持たなくても、イエスにご自分をゆだねられたら、だれが、あなたを、その城から追い出すことができるでしょう。
ヴィルヘルム・レーエ(1808~1872)

 信条を重んじるルター派を代表する最も重要な存在。1837年から1872年1月2日の死に至るまでバイエルン州のフランケン、ノイエンデッテルスアウにて牧師として働きました。このノイエンデッテルスアウという町は毎年夏7月に世界教会祭というキリスト教会の集いが行われるところだそうで、現在でも大変熱心なキリスト教信仰に生きる人たちが暮らしている町だそうです。
 罪の悔い改めを重んじるあまり、まるで救いを自分の悔い改め力(?)によって得るかのように考えるのは、信仰義認ではなく行為義認であるといいます。そのような方法至上主義は聖書の語るイエスさまの恵みに生かされることとは、少し違うようですね。何の行いもできず、悔い改める力さえ見失っているときに、それでも(だからこそ)すべてをイエスさまにおゆだねしましょう。イエスさまは、全能のみ手をもって暖かく包み込んでくださいます。そのみ手の中できよめてくださいます。
「自分の力で、敵を片づけようとすることをおよしなさい。敬虔主義の最後の足場をしりぞけなさい! 純粋な恵みを信頼しなさい!」(トゥルナイゼン、『牧会学』93頁)


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