●デボーションからの黙想(40)~ボンヘッファー『主のよき力に守られて』より◎私の計画が妨げられるとき

「神は、要望や願いを持った人々をわれわれのもとに日々遣わすことによって、常に、くりかえし、われわれの歩みを停止させようとし、われわれの計画を妨げようとしているのである。」
(ボンヘッファー、『主のよき力に守られて』より)

 みな自分の計画をもって生きています。計画通りに行くと喜びや満足感があります。しかし不意な電話や来会者、予想外の仕事などなど、計画外のことが起こると、それまで行っていた仕事や用事の手を止めなければなりません。計画通りに行かないようになります。計画通りに行かないとがっかりします。イライラします。
 しかしボンヘッファーは、私たちの計画を妨げようとしているのは、神さまご自身であると語ります。私たちは、神さまにそのように自分たちの計画を妨げていただくことによって、神さまのご計画がなるということを経験するのだ、というのです。
 子どもに声をかけられて「今は忙しいので、またあとで」と何度言ってしまったことでしょう。時間が空いたときにはすでに手遅れ。神さまの与えてくださった大切な時を何度逃してしまったことでしょう。私の計画が私の計画通りになることよりも、神さまのご計画が神さまのタイミングで為されることにゆだねることができますように。そのためにも立ち止まる勇気と信仰をいただきましょう。


投稿日

カテゴリー:

,

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください