●HOPカンボジアツアー(4)◎トゥール・スレン

 ベトナム料理のお店で遅い昼食をすませ次に向かったのが「トゥール・スレン虐殺博物館」。ここはポル・ポト時代の政治犯収容所で1975年4月から3年9か月の間に約2万人が収容されました。生還できたのはそのうち8人。医師、教師、仏教の高僧、ベトナム人、少数民族、華人などがたくさん収容されました。建物自体はもと高校の校舎とのこと。4棟に当時の様子を伝える絵や拷問の器具、犠牲になった人々の写真、遺骨などが展示されていて、館内の壁や床にはいたるところに黒ずんだ血糊が残っていました。人間がここまで残虐になれるのかと言葉を失いました。このような収容所が国中に作られていました。ちなみに「トゥール・スレン」とは地名です。収容所としては暗号名「S21」。
 ポル・ポト時代の政権は「民主カンプチア(Kampuchea Democratic)」といいます。民主主義は大切なことだと思います。しかし人間は罪人です。その罪人の考えることを単純に民意としてもそれが人を生かすことにつながるわけではありません。神さまを知らない民主主義は結局人を生かすことにならないのかなと思いました。
 校外学習でやって来たかと思われる子どもたち、海外からの旅行者がたくさん来られていました。16時前にトゥール・スレンを後にしました。
(2013年9月13日・金)


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