礼拝あれこれ4 主の祈り

 司会者の祈りに続いて「主の祈り」をともに祈ります。「主の祈り」は新聖歌の826頁、オレンジ色のページの手前に印刷されています。毎回礼拝で祈っていると暗誦する方も多くおられます。暗誦できるとよいことは新聖歌が手元になくてもどこででも祈れるということです。ただ暗誦するとスピードが速くなりがちとなり、また言葉の意味を考えずただ唱えるだけになるかもしれません。より深く言葉の意味を味わうために、時々文字をたどって祈りの言葉を祈ることも大切かもしれません。
 「主の祈り」は主イエスさまがこのように祈りなさいと教えてくださった祈りです。マタイの福音書6章9節からとルカの福音書11章2節からに書かれていますが、一般的にはマタイの福音書の方を主の祈りとして祈っています。
 天の父よと呼びかけ、三つの神さまに向かっての祈り、三つの私たちの願いの祈り、そして頌栄、アーメンとなっています。
 祈りは神さまとの対話であり、自由な言葉で心を注ぎ出すことであると前回の牧師の机に書きました。それぞれがそれぞれの言葉で祈るのです。それに対して「主の祈り」は同じ言葉を皆で同時に祈る祈りです。一つの道を歩調を合わせ手を取り合って励まし合いながら前進するように祈ります。誰かが倒れそうになり、誰かが行き詰まりそうになると隣の者が励まし支えます。そのように祈りの時を持つのです。祈りにおいて共に歩む信仰生活を学びます。


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