礼拝あれこれ3 祈り

 礼拝で私たちは祈ります。司会者の祈りの言葉に心を合わせて祈ります。またそれぞれに黙祷のうちに祈ります。キリスト教会では特別な祈りの言葉はありません。素直な気持ちになって、目見は見えませんが天と地を造られたまことの神さまに祈り願いましょう。

◎神との対話

 祈りは神さまとの対話です。人格と人格との出会いであり交わりです。ひとりごとではありません。目の前に神さまがいてくださることを信じ、自分の言葉で、幼子のようになって祈り願いましょう。

◎感謝

 祈りは願いですから自分の欲求が言葉になって出されることが多いでしょう。しかし祈りで大切なことは「感謝」です。心を静めて感謝すべきことを数えてみましょう。

◎聖名によって。アーメン

 祈りの最後に「イエスさまのお名前によって祈ります」と締めくくります。数々の祈りの言葉を申し立ててそのすべてを風呂敷に包み「イエスさまのお名前によって」とのし紙をつけるようなものです。祈りが聞き届けられるのは、私たちの功徳によるのではなく、ただ主イエスさまの十字架と復活のみわざによるのです。
 アーメンとは「真実」「本当」という意味です。祈りの言葉に耳を傾けつつ心からの同意をもって祈ります。

◎公の祈り

 主日礼拝では礼拝の祝福を司会者が祈り、牧会祈祷を牧師が祈り、終りの方で感謝(献金感謝)祈祷として司会者や会衆のだれかが祈ります。祈りは個人的な神さまとの対話ではありますが、このときは公の祈りでもあります。そこに集う一人ひとりを代表しての祈りであることを覚えつつ自由な気持ちで祈りましょう。長く祈る必要はありません。きれいな言葉で祈る必要もありません。幼子のように祈りましょう。


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