●はじめまして (26) ◎宮崎から天国へ

 赴任2年目のクリスマスに受洗された姉妹がその5年後進行性の病で召天されました。享年50歳。人生を求めていくつかの宗教を訪ねられたようですが導きを得て礼拝に出席されるようになりキリスト者の歩みを始められた姉妹でした。

 よりしっかりと静養したいと郷里の九州・宮崎に帰られました。ご両親や弟さんご一家との交流の中、懸命の看病の中1998年8月19日召天されました。

 教会でも祈りが積み上げられて行きましたが、ぜひお見舞いに行ってください、と会計さんが厳しい会計の中から旅費を捻出し送り出して下さいました。6月、台風の近づく中、宮崎空港到着。病床にあって希望を持ち静養されていました。8月上旬、今度は家族6人、休暇を兼ねてワゴン車で宮崎へ。片道12時間。オートキャンプ場に宿泊し姉妹をお訪ねしました。ご両親ともども歓迎してくださいました。その2週間あと、ご長男からの召天の知らせを受けました。

 急きょ宮崎へ。かねてより連絡をしていた地元の教会にて葬儀。火葬の後、遺骨と共に大津に帰ってきました。こちらでもホールを借りてお別れの会を行いました。個人は生前、地域でも様々な役割をして来られましたので、たくさんの方が参加されました。ご家族の希望で、葬儀場には「ひまわり」の生花が飾られました。毎年夏、ひまわりを見るごとにこの方のことを思い起こします。

「彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。」

    黙示録21章4節


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