●はじめまして(21) ◎北白川から天国へ

 赴任後2年目に受洗された一人の姉妹が、1995年の秋、長引く咳で診察を受けられたところ、末期の肺ガンであることが分かりました。家族への配慮をしつつ、教会ではいやしのために祈りが重ねられました。しかし翌年8月5日に北白川のバプテスト病院ホスピス棟の一室にて、ご主人の腕に抱かれ天国に帰って行かれました。享年40歳。
 私はただおろおろするだけでなにをどうしたのか未だに申し訳ないことだったのではないかと思い返します。時々その春に受洗されたご主人と共に病室をお訪ねして、お話をうかがったり、聖書を読んでお祈りをしたり、共に聖餐式をお祝いしたりといったことでした。病気と闘いながら朗らかな様子の姉妹にこちらが励まされていました。
 縁の方々でいっぱいになった葬儀会場。近い親戚に天台座主(仏教・天台宗の一番偉い人)もいるというご家族でしたがキリスト教式の葬儀が行われました。死は終わりではありません。

しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、「死は勝利にのまれた。」としるされている、みことばが実現します。
第1コリント15章54節


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