続・牧会ずいそう<138> 神のようになる

 悪魔がエバを誘惑したことばの中に「神のようになる」がありました。人には基本的に「神のようになりたい」と言う願望があり,この願望が誘いに陥ると、とんでもないことが起こるのではないでしょうか。天使の長もこの願望を抱き高ぶったので,落とされ悪魔になったと言われています。この願望に生きることが罪であり,ますます罪の深みに陥る思いであるのでは・・?。「神になろう」なんて,そんな大それたことを思ったこともありませんし,そんな誘惑に陥るはずがありませんと言われる人も多いでしょう。しかし,何でも自分の思い通りに出来たらと願ったことはないでしょうか。周りの人々を自分の思いのままに導き支配できたらと言う自己の特別化、それが神のようになりたい思いの始まりではないでしょうか。それが強くなると,自分の意のままにならない相手が忌まわしくなり,相手が自分の思うように動かず,変わらないと憎むようにもなります。相手の人格を無視した行動に出たり,人権侵害をしたり,抹殺したいと考えたりします。私達はお互いが神に造られ,神に愛されている尊い存在であることを忘れてはなりません。


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