〔牧会ずいそう(選集)〕 風が抜ける

 蒸し帰るような暑い日、風は実にさわやかな天使のようだ。しかし、風を入れようと玄関口を開けても、それだけでは風は入って来ない。裏口も開けることで、さわやかな風が通り抜ける。
 聖書に、聖霊の御働きが風に喩えられているが……聖霊は、求めてばかりいる人や、与えない人、従わない人の心には働かれない。
 神の豊かな赦しも、人を赦さない者には恵みとならない。人に仕え、人を愛する時、より深くキリストの愛を理解し、キリストの苦しみにあずかる時、主の御旨が理解出来る。    
人に宣べ伝え、救霊の祈り、執り成しの祈りをする時、祈られ、導かれて来たことの恵みの大きさを知る。
思い切って献げる時、主の犠牲の意味を知る。聖霊は心を開かれ、通り抜ける心に、より豊かに働かれる。


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