〔牧会ずいそう(選集)〕 香りのない花

 最近は花屋の店先に花の種類が増え、色も様々である。しかし、残念なことに、あれほど多くの花があるのに、香りに咽ぶということが無い。どの花からも香りが薄れているのに驚く。蜜蜂や虫達も色鮮やかな花のそばを知らん顔で通り過ぎると聞いて、更に驚いてしまう。改良が進み、交配に虫のお世話を必要としない人工受粉が多くなり、香りよりも色、形の方が重視されている。香りのない花は種から育てても、どこか「造花」の感がする。
 クリスチャンにも、香りのしないクリスチャンというのが有るのではないか。クリスチャンらしい外見はあっても、キリストの香りが漂って来ない。綺麗だと、花そのものは褒められ人に好かれても、キリストを証しすることが出来ないなら、何と残念なことか。


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