〔私の宣教スケッチ 56〕 登校拒否の子

ある人から登校拒否の女の子を持つ母親を紹介された。その当時は登校拒否はまだ珍しく、私にとっては登校拒否の子と接するのは初めてであった。まずお母さんにお出会いし事情を聞いてから、小学5年のその女の子に出会った。お母さんと共に何とか学校へ行かせようとしたが、前日には明日は行くと約束していても次の朝になると友だちが誘いに来ても出かけることができない。どのように接して良いのか分からない。とにかくその子と友だちになりたいと思った。その内に夏休みになった。休校中の学校に何回か出かけた。友だちにも来てもらい、運動場で遊んだ。夏休みが終わり、なんとか学校にゆけるようになったと聞いた時は嬉しかった。これがきっかけでお母さんが教会に来られるようになり、私が太秦に行ってからであったが、洗礼をお受けになった。お母さんと共に教会に来ていたその子に出会った時はとても嬉しかった。登校拒否になると、行こうと思えば行けると言うのではなく、行きたくてもゆけないのだ。神様の助けがあることを感謝したい。


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