〔私の宣教スケッチ 45〕 最初の自動車伝道

免許は取得したが、自動車はない。免許が取れると自動車の運転がしたくなる。神はチャンスを与えて下さった。栗東教会から特伝の講師に招いて下さった。そこで映画の映写もしてほしいと言う。私はその頃、日本ミッションの映写技士の免許を取ったばかりであった。日本ミッションに連絡し、映写機とフイルム、それに自動車も借りることになった。教習所の車以外では初めての運転。それに遠乗り。大阪の日本ミッションで映写機とフイルムを積み、初めての軽のワゴンに乗って栗東に向かった。地図を見ながらやっとの思いで名神高速に乗る。高速に乗るのは初めて。栗東で高速を下り、サンデ先生宅に。そこで自動車の屋根にスピーカーを取り付け、サンデ先生を載せて集会所の近所に案内に回った。教習所のコースのように回りくねってあちこちを廻り、夜の集会では映写と説教。これが3日続き、大阪に戻り、日本ミッションに借りたものを返すと、ほっとして吉野に帰った。神が与えて下さったものを用いて福音に仕える喜びに浸っていた。


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