〔私の宣教スケッチ 37〕 ムカデ騒動

教会は人の出入りが自由であるばかりでなく、吉野では虫の出入りも自由であった。何処からともなく入って来た虫が明りの回りを回る。ぶんぶんも時には紙きり虫も入って来る。小鳥が入って来て暴れ回っていたこともある。ある夜、子供達の寝ている部屋で、大きなムカデが這っているのを見た。捕まえようとすると箪笥の下に入ってしまった。見えなくなったからいいわと言う分けにはいかない。子供達の寝ているすぐ近くの箪笥の下に大きなムカデがいるのだ。いつ出てくるか分からない。夜中に箪笥の移動が始まった。移動するだけではムカデは見つからない。箪笥の引き出しを全部抜き、調べるが見つからない。ついに箪笥をひっくり返し底の裏板の間に隠れているムカデを見付けて退治した。罪が人に害を与えるのはムカデどころではない。罪があることが分かればそのままにしておけない。見えなくてもいつ罪jに害されるか分からない。徹底的に探し出して、キリストの十字架に釘づけ、解放去れる事を求めるべきなのだと教えられた。


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