「直前勇往、必ず時を以てせざるべからず。時の未だ至らざるに誤って乗ずる勿れ。」
新井奥邃、『聖言』、18
「ためらわず前進することも、必ずチャンスを見て行動しなければならない。いまだ機が熟ていないのに間違って行動してはいけない。」
ギリシャ語では時を表わす言葉に「カイロス」と「クロノス」の二つがあります。クロノスは時計の刻む機械的な時間を表わし、カイロスはチャンスを表わすといわれます。チャンスは「危機」と訳されますが、危機には否定的な時とともに、好機を表わしています。危機の時は、あんがい好機の時かもしれません。
この「時」を見極めることは大切なことです。チャンス到来、機が熟すと知れば、ためらわずに前進しましょう。逆に機が熟していないのに、前進してはいけません。じっくりと時を待ちましょう。いずれの時も神さまの御手の中にあります。
〔聖書の個所〕
さて、過越の祭りの前に、この世を去って父のみもとに行くべき自分の時が来たことを知られたので、世にいる自分のものを愛されたイエスは、その愛を残るところなく示された。
(ヨハネ13章1節)
天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。
(伝道者3章1節)
神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。しかし、人は、神が行なわれるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。
(伝道者3章11節)