「怒りを以て怒りに代ふる勿れ。痛みを以て痛みに返す勿れ。怨みを以て怨に報いず、却て愛を以て之に報いよ。誠に々々之を言ふ。愛の報は怨よりも強し。」
新井奥邃、『聖言』、42
「怒りをもって怒りに応えてはならない。痛みをもって痛みに返してはならない。怨みをもって怨みに報いてはならない。かえって愛をもってこれらに報いなさい。ほんとうにほんとうにこれを言って行こう。愛によって報いることは怨むことよりも強い。」
怒り、痛み、怨みに、同じように、怒り、痛み、怨みをもって報復しようとします。やられたらやり返したい、仕返しをしたい、というのは人間の本能なのかもしれません。仕返しをするとスカッとするのかもしれませんが、そうしてあたり一面焼け野原で、友達が一人もいなくなってしまった、ということも起こりかねません。またそんなことをすれば、向こうも収まらないのでしょうし、さらなる報復があるだけで、決して戦いは止みません。戦いを止めるのには、どこかでその連鎖を断ち切らなければなりません。
これらに愛をもって答えましょう。愛は、あらゆることよりも強いのです。あらゆることの解決です。まことの平和をもたらす唯一の手段です。力です。
〔聖書の個所〕
憎しみは争いをひき起こし、愛はすべてのそむきの罪をおおう。
(箴言10章12節)
兄弟たち。あなたがたに勧告します。気ままな者を戒め、小心な者を励まし、弱い者を助け、すべての人に対して寛容でありなさい。だれも悪をもって悪に報いないように気をつけ、お互いの間で、またすべての人に対して、いつも善を行なうよう務めなさい。いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。御霊を消してはなりません。
(第1テサロニケ5章14~19節)