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愛は神から出ているのです

静まりの時 第一ヨハネ4・7~12〔キリストの愛のうちに〕
日付:2025年05月14日(水)

7 愛する者たち。
 私たちは互いに愛し合いましょう。
 愛は神から出ているのです。
 愛がある者はみな神から生まれ、
 神を知っています。
8 愛のない者は神を知りません。
 神は愛だからです。

 愛というものは、それが本当の愛であるならば、神さまから出ているものである。主にある者は、みな神さまから生まれた者であり、神さまを知っているので、お互いに愛し合うことが可能となるはずだ。だから互いに愛し合おう。そうヨハネは語ります。
 この部分は、詩文となっているので、おそらく当時の礼拝で歌われていたのだと想像します。
 自分たちはお互いにことさら愛深い人間なので、互いに愛し合おう、というのではなく、また神さまから愛されたのだから、今度は私たちも頑張って愛に生きよう、というのでもありません。神さまから愛をいただいた者同士なのでその愛で互いに愛し合おう、というのです。自分たちが生み出したものではなく、神さまからお預かりしたものなので、それを使わないということはできない。愛はそれ自体に無限のエネルギーを持っているので、そんな愛を預かったならば、それ自体がおのずと力を発揮する。じっとしていることがない。それを抑え込んだり、ないもののようにしてしまうならば、かえって大変なことになる。そんな感じです。

 ということは、この愛に生きようとするならば、より深く十字架と復活において現された神さまの愛を学ぶことになります。学べば学ぶほどに、愛がおのずと力を発揮するのです。愛自体が、そうしたいと思うときまで深く愛を学びます。

4 エルサレムの娘たち。
 私はあなたがたにお願いします。
 揺り起こしたり、かき立てたりしないでください。
 愛がそうしたいと思うときまでは。
・・・
 愛は死のように強く、
 ねたみはよみのように激しいからです。
 その炎は火の炎、すさまじい炎です。
7 大水もその愛を
 消すことができません。
 奔流もそれを押し流すことができません。
 もし、人が愛を得ようとして
 自分の財産をことごとく与えたなら、
 その人はただの蔑みを受けるだけです。
(雅歌8・4~7)


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