2025年4月6日聖日礼拝

動画(40分27秒)

聖書 ルカの福音書9章18節〜20節
説教 「生ける神の子キリスト」
説教者 高橋 博師


今月の聖句

詩篇42篇1節

鹿が谷川の流れを慕いあえぐように神よ私のたましいはあなたを慕いあえぎます。


今週の聖句

マタイの福音書16章18節

そこで、わたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。よみの門もそれに打ち勝つことはできません。


ルカの福音書からの黙想 ルカ7章中編

バプテスマのヨハネから洗礼を受けられたイエス様に聖霊がハトのように下り「あなたはわたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」と天からの声が響き、イエス様はメシヤとしての働きを開始されました。イエス様の宣教はガリラヤの貧しい人たち、病の方々に癒しの業をされていました。神のことばを伝え、愛と癒しのみわざをされました。ヨハネはイエス様について「あの方は盛んになり、私は衰えなければなりません。」(ヨハネ3章30節)と告白しています。ヨハネはラクダの毛の衣をまとい、腰には革の帯をしめ、イナゴと野蜜を食べ、大胆な宣教をされていました。領主ヘロデが罪を犯すと大胆にヨハネは領主ヘロデの罪を非難しました。領主ヘロデは悔い改めないでバプテスマのヨハネを投獄しました。イエス様のみわざは獄中のヨハネの所にも届いていました。イエス様が宣教をされている時、ヨハネは「おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、ほかの方を待つべきでしょうか。」と使者を遣わしてイエス様に尋ねています。イエス様はロバに乗ってエルサレムに入城され、神殿で売り買いしている人たちを追い出して、十字架に向かっておられます。その時が来るまでイエス様は御国を奇跡やことばで伝えています。獄中で身動きが取れないヨハネの焦りがあったのでしょうか。イエス様は「わたしはあなたがたに言います。女から生まれた者の中で、ヨハネよりも偉大な者はだれもいません。」(28節)ヨハネは史上最大の偉大な人物とイエス様はヨハネを評価しています。イエス様はそこで終わらず「しかし、神の国で一番小さい者でさえ、彼より偉大です。」と語っています。イエス様の救い、十字架で罪が贖われ、神の子とされ、天国に入れられた者は、一番小さな者でもヨハネより偉大にされると約束してくださっています。イエス様を信じた私たちはこの地上にいて救われています。神の子とされています。しかし救いは未完成です。天国への途上の信仰の歩みです。天国に入る時にすべての罪がきよめられ、救いが完成します。天国で一番小さい者もヨハネより大いなる存在とイエス様は語っていてくださいます。この大いなる救いをイエス様は時いたって十字架で完成してくださいました。ヨハネさえ焦る時があったようです。私たちも焦る時があるかも知れませんが、イエス様のみこころの時が確実に来る事を信じて、主に委ねて歩みましょう。

2025年3月30日聖日礼拝

動画(41分40秒)

聖書 ルカの福音書9章10節〜17節
説教 「五つのパンと二匹の魚」
説教者 高橋 博師


今月の聖句

ルカの福音書5章10節

イエスはシモンに言われた。「恐れることはない。今から後、あなたは人間を捕るようになるのです。


今週の聖句

ヨハネの福音書6章35節

わたしがいのちのパンです。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。


ルカの福音書からの黙想 ルカ7章前編

イエス様はカペナウムの町に入られました。イエス様がカペナウムに来られたことを耳にした百人隊長はユダヤ人の長老たちをイエス様のところに使わしてしもべに病の癒しを懇願しました。百人隊長はローマから派遣された異邦人の兵士で、イスラエルを支配、搾取するために来ている軍人です。この百人隊長はカペナウムに来てイエス様のことばを聞き、みわざを見て、イエス様を救い主と信じました。どんなきっかけか聖書には書いていません。この少し前にカペナウムにあったヘロデ王の事務所に勤めるヘロデ王室の役人の息子の病をイエス様はいやしておられます。このヘロデ王はバプテスマのヨハネを投獄し殺害しています。ヘロデの父ヘロデ大王はイエス様がお生まれになったとき、イエス様を殺す目的でベツレヘムの2歳以下の幼児を虐殺しています。イエス様に敵対的であったヘロデの親族と思われる役人が息子の危篤状態の中でイエス様に癒しを懇願して、イエス様はおことばで息子をいやしています。百人隊長はこのように敵対していた人をも愛し受け入れ癒やされるイエス様の姿に感動してイエス様を信じる様になって言ったと思われます。またイエス様は役人の家まで行かれませんでしたが、役人が癒しを信じます、と言ったその時に息子は癒やされていました。百人隊長はこのイエス様のことばの力を聞いて感動していました。百人隊長は自分の病気ではなく、しもべの病気の癒しのためにユダヤ人の長老たちをイエス様の所に送り、「ただ、おことばをください。」(7節)とお願いしました。「しもべよ、癒されよ」というおことば、命令をくだされば、しもべは必ず癒されるという信仰を持っていました。イエス様を信じることはイエス様のことばの権威を信じることです。イエス様はこの百人隊長の信仰を見て「このような立派な信仰は、イスラエルの中にも見たことがありません。」と語っておられます。ヘロデ王室の役人の信仰、百人隊長の証しなどにより、ヘロデの執事クーザの妻ヨハンナ(ルカ8章3節)やヘロデ王の乳兄弟マナエン(使徒13章1節)などがイエス様の弟子となっています。難しい環境の人たちも救われ主に仕えています。異邦人、百人隊長のすばらしい信仰の証しは、異邦人も信仰によって救われ、聖められる、イエス様による新しいメシヤの時代の到来を告知しています。