2024年2月18日聖日礼拝

動画(41分06秒)

聖書 ピリピ人への手紙4章4節〜7節
説教 「喜びに満ちて」
説教者 高橋博師


今月の聖句

創世記12章3節

わたしは、あなたを祝福する者を祝福し、あなたを呪う者をのろう。地のすべての部族は、あなたによって祝福される。


今週の聖句

ピリピ人への手紙1章21節

私にとって生きることはキリスト、死ぬことは益です。


創世記からの黙想 創世記7章

主はノアに言われた。あなたとあなたの全家は、箱舟に入りなさい。」(1節)ノアは500歳になったころ、「ゴフェルの木で箱舟を造りなさい」との命を神様から受けています。長さ150M、幅25M、高さ15M、三階建ての巨大な箱舟を海のそばではなく、丘の上で建造せよとの神様からの導きを受け、ノアとその家族は100年ほどの歳月をかけて箱舟を完成させています。「わたしは、今、いのちの息のあるすべての肉なるものを天の下から滅ぼし去るために、地上に大水を、大洪水をもたらそうとしている。地上のすべてのものは死に絶える。」(6章17節)この大洪水による裁きから救われるために箱舟を造りなさい、との命令を忠実に受け箱舟建造に取り組んでいます。ノアの時代まで地球は炭酸ガスの雲が地球を覆い、温室効果現象で北極も南極も温暖、大地は霧のような形で潤されていて、今日のような降水はなかったという学者もいます。この温室効果現象が破壊されて、大洪水が全世界を襲い、人間の寿命も120年が限界となるような自然になってしまいました。セツの子孫は主の名を呼び求めて礼拝をささげていましたがカインの末裔と混合して堕落して大地は罪一色になってしまいました。ノアとその家族は100年の時間をかけて箱舟の建設を完成させました。雨という現象、大洪水という現象も現実的に見ていない時にもノアとその家族は神様の命令を信じて箱舟建設に従いました。今まで海を見たこともない、まして海に浮かぶ船など見たことのないノアですが神様に示された通り箱舟を造り、水が浸入しないように船底の内と外にタールを塗って防水しました。ノアの親戚も友人も近隣の人も、丘の上の箱舟建設が理解できませんでした。神様は水で全地を滅ぼす、そこから救われるための救いの船の建設と言っても誰も信じずにあざ笑いの中でノアは神様の言葉を信じて建設を完成させて船に入りました。ノア600歳と2か月17の日に大洪水が始まり、洪水を本能的に察知した動物たちがつがいで箱舟に入りました。ノアはありったけの声を上げて箱船に入って救われてくださいと近隣の人々、一族郎党に呼びかけたことでしょう。雨が降り始めても丘の上までが浸水沈没するとはだれも信じないでノアをあざけり続け、みな大洪水に飲まれて溺死してしまいました。年齢を計算するとノアの祖父、969歳まで生きたメトシェラは洪水の年に死んでいます。ノアの説得を無視して箱舟に入らず、裁きの水でほろんだ可能性もあります。箱舟は教会のモデルです。イエス様を信じ教会という箱舟に入れていただいて永遠の救いの恵みに預かりましょう。

2024年2月11日聖日礼拝

動画(38分27秒)

聖書 使徒の働き9章20節〜31節
説教 「伝道者パウロを紹介する」
説教者 タン・ショーン師


今月の聖句

創世記12章3節

わたしは、あなたを祝福する者を祝福し、あなたを呪う者をのろう。地のすべての部族は、あなたによって祝福される。


今週の聖句

ヨハネの手紙第一3章16節

キリストは私たちのために、ご自分のいのちを捨ててくださいました。それによって私たちに愛が分かったのです。ですから、私たちも兄弟のために、いのちを捨てるべきです。


創世記からの黙想 創世記5章

5章は「アダムの歴史の記録」と書き出されてアダムからノアまで10代の系図が書かれています。4章はアベルを殺したカインとその末裔たちが登場して、神に背を向ける子孫たちの生活が書かれています。4章25節でアダム・エバからセツが生まれています。このアダムの子セツは主の名を呼び始め礼拝を献げ始めています。アダム・エバの罪、カインの弟アベル殺害から、神様は人類に礼拝者としての再出発の機会を与えておられます。この時代の族長は大変な長寿時代でした。アダム930歳、セツ912歳、エノシュ905歳、ケナン910歳、マハラルエル895歳、ヤレデ962歳、エノク365歳、メトシェラ969歳、レメク777歳でノアに至っています。ノアの生涯は950年。ノアの時代に主は「人の齢は120年にしよう」と言われています。ノアの時代までの地球は温室効果の様に今とは想像の出来ない温暖で病原菌のいない良い環境と推測されています。これがアダムたちの長寿の要因でした。この温室効果の地球に環境の激変が訪れました。化石を残して滅亡した恐竜や冷凍保存をされた様なマンモスの死骸の発掘からこの環境の激変を推測することが出来ます。ノアの洪水以降、今日の様な、寒さ暑さ、夏と冬、昼と夜のサイクルの時代となって行きました。アダムからノアまでが10代、ノアからアブラハムまでが10代と書かれています。これは象徴的な表現で、アダムからアブラハムまでの系図には代表的な方々が記載されています。多くのスキップがあります。これは古代エジプトやバビロンの系図の書き方にも共通点があります。神と共に歩んだエノクの生涯は最短の365歳でした。地上の人生は短くともエノクは神と共に歩み、新約聖書のヘブル人への手紙にも「信仰によってエノクは死を見ることがないように移されました」と記載されています。最も長生きしたのはノアの祖父のメトシェラで969歳です。計算するとメトシェラの死んだ年に洪水が起こりノアの家族以外皆洪水で死んでいます。ノアの警告を無視して箱船に入らず洪水で死んだのかも知れません。アダム以下の族長の人生の最後に死んだ、死んだと繰り返されています。神に背き、神なき長寿は必ずしも幸せではありません。活ける屍の様な長寿は好ましいものではありません。今日も長寿社会になっています。エノクの様に神と共に歩み、神様の恵み、祝福の長寿を神を賛美して、神様御自身を喜ぶ日々を歩み、長寿社会の中で主の恵みの証しの人生を全うして行きましょう。シャローム。