2024年8月11日聖日礼拝

今月の聖句

コリント人への手紙第一12章26節〜27節

一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です。


今週の聖句

詩篇121篇2節

私の助けは、天地を造られた主から来る。


創世記からの黙想 創世記32章

さて、ヤコブが旅を続けていると、神の使いたちが彼に現れた。ヤコブは彼らを見たとき、ここは神の陣営だと言って、その場所の名をマハナイムと呼んだ。」(1~2節)20年前に兄エサウをだましました。殺意に満ちたエサウからのがれてはるか北の伯父ラバンのところに逃避行をしました。神様はヤコブに現れました。「見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地につれもどそう。あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」(28章15節)20年間、伯父ラバンに何度もだまされてきました。「主はヤコブに仰せられた。あなたが生まれた、あなたの先祖の国に帰りなさい。わたしはあなたとともにいる」(31章3節)主の御声を聞いてラバンのもとを去りました。狡猾なラバンから離れても、前方には兄エサウが待ち受けています。不安をもって向かったところ、マハナイムで主の使いがヤコブに現れました。ここは神の陣営マハナイムという啓示を受けて心を強くして、兄エサウに使者を送りました。兄エサウは400人を引き連れてやってくる、という知らせにヤコブは恐怖のどん底に突き落とされました。昔の策略家、ずるがしこいヤコブの地肌が出てしまいました。「どうか私の兄、エサウの手から私を救い出してください。彼が来て、私をはじめ母や子供まで打ちはしないかと恐れているのです。」(11節)ペヌエルでの神の臨在の体験をしてもヤコブはエサウを恐れていました。膨大な贈り物を先に進ませてエサウの怒りをなだめようとしました。宿営を二つに分け、一つが打たれても、もう一つを引き連れて逃げようと考えていました。ヤボクの渡しを、妻、子ども、全員渡らせ、ヤコブひとり後方に残りました。罪のない妻、子ども、しもべを盾にしてでも自分を守ろうとしています。神様はヤコブと格闘しています。ヤコブは我を張り続け、神様に服従しません。ヤコブは自我で勝っていても信仰では負けていました。ヤコブが勝利者になるために、神様はヤコブのもものつがいを打たれ、腰に力が入らなくなりました。自我の力の土台を打たれました。神様に明け渡し、祝福をくださいと懇願して、兄エサウに向かう勇気を得たのです。ヤコブ自身彼らの先頭に立って進み、打たれた足を引きずりながらエサウに7回もお辞儀をして対面を果たしました。ヤコブが贈り物をエサウにしきりにすすめたのでエサウは膨大な贈り物を受け取り、セイルの自分の家に帰って行きました。33章20節でヤコブはシェケムで祭壇を築いて神様を礼拝しています。エサウとの和解という20年来の懸案を果たすことが出来ました。義の太陽がヤコブを照らしました。私たちの人生にも懸案があります。主に信頼して懸案に立ち向かいましょう。

2024年8月4日聖日礼拝

動画(32分49秒)

聖書 ルカの福音書23編29節〜43節
説教 「天国行きの約束」
説教者 高橋 博師


今月の聖句

コリント人への手紙第一12章26節〜27節

一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です。


今週の聖句

ルカの福音書23章43節

イエスは彼に言われた。まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。


創世記からの黙想 創世記31章

ヤコブは伯父ラバンのもとで20年を過ごし、何度も何度も欺かれ苦しめられています。兄エサウを欺いたヤコブが、狡猾で貪欲な伯父に欺かれています。狡猾なヤコブが神に取り扱われて、神の人に変えられ聖められて行きます。ヤコブはラバンの娘ラケルが好きになりました。7年働けばラケルを妻にあげるという言葉を信じて7年間、ただ働きをして、ラケルを迎えたつもりが、夜の闇の中でヤコブの天幕にベールをかぶって送られたのは姉のレアでした。朝になってラバンに抗議をすると、ラケルを上げるからもう7年働け。ヤコブは14年間、二人の妻のために無報酬で働かされました。楽しいはずの結婚生活も、愛するラケルが子を産まない。レアに次々と子供が生まれ、姉に嫉妬したラケルのため、ラケルのそばめによって子供をもうけるようになり、子どもが生まれる喜びがすっ飛んでしまい、楽しい家庭が出産戦争の修羅場になりました。14年の年季奉公が終わったので故郷へ帰ろうと申すと、ラバンはさらに6年、ヤコブを働かせました。ラバンはヤコブに報酬を約束しました。黒い羊、しま、ぶち、まだらのやぎを与える。当地では、羊は白、ヤギは黒でした。黒い羊や、しま、すじ、ぶちのやぎはごく少数でした。このように自分に有利な条件をラバンはヤコブに押し付けました。神様の恵みとヤコブの知恵で、生まれるやぎは、黒やぎでなく、しま、すじ、ぶちが次々生まれ、羊も黒い羊が生まれ、ヤコブの家畜がどんどん増えていきました。ラバンの息子たちは、ヤコブは父の物を盗んでいる、と言い、ラバンの態度も不穏なものになってきました。ラバンに故郷に帰らせてくださいと言えば、また何か難癖をつけることが見え見えでしたので、ヤコブは意を決して、夜逃げのようにラバンのもとを去りました。ヤコブ逃亡を知ったラバンは郎党を連れてヤコブ奪還に向かいました。途中神様がラバンに働いていさかいをしないように語られました。ヤコブが神様に取り扱われ、神の聖徒ヤコブに変えられていく貴重な20年でした。だます人、ずるい人、野望家のヤコブは私たちに親しみのもてる罪人です。ヤコブを訓練された神様は私たちも訓練して、危機の中でも必ず守ってくださいます。「見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」(28章15節)神様の約束が実現して行きます。