説教音声・要旨 2025年12月14日(日)

主日礼拝説教:2025年12月14日(日)

聖書箇所:ヨハネの福音書1章9~13節

説教題:神の子どもとされる

暗唱聖句

しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。

ヨハネの福音書1章12節

説教音声

説教要旨

すべての人を照らすまことの光

 マタイの福音書とルカの福音書に記されたクリスマスの物語は夜の時間の中で進みます。クリスマスの物語は夜の闇を強調します。イエスさまは闇の中にお生まれになってくださったのです。そして、そのイエスさまのことを、ヨハネの福音書は「光」と証しします。イエスさまは、闇の中に輝く光、すべての人を照らすまことの光なのです。

 イエスさまは「まことの光」と呼ばれています。「まことの光」という言い方がされているのは、「まことではない光」があることを前提としています。

 私たちには光が必要です。光を必要としない人は一人もいません。だからこそ、人は懸命に光を作り出してきました。夜の闇を覆うようなまばゆい光を作り出してきました。文字通りに夜の闇を照らす光だけではありません。暗い時代に希望をもたらすような英雄、感動的な行い、発明や知恵、そのようなことの中にも、私たちは光を見いだそうとします。光は大切なのです。

 この世には光があふれています。しかし、どれだけの光が作り出されても、どのような光が輝いても、それらの光が私たちの歩む道をふさわしく照らしてくれるのではありません。

 まことではない光の中で、私たちは闇の中にあることを忘れてしまうことがあります。しかし、まことではない光がどんなに強く輝いても、闇はなくなるのではありません。

 闇というのは単なる痛みや苦しみではありません。解決の難しい問題だけが闇ではありません。聖書が語る闇とは、根本的に神さまを拒むこの世そのものです。この世そのものが闇なのです。まことの光は、その闇を闇として、見つめさせてくれます。私たちが闇の中にあることを教えてくれます。そして、その闇の中で、まことの光は輝いて、私たちを照らしてくれるのです。

 大切なことはまことの光に照らされることです。そして、そのまことの光は一つだけです。イエスさまです。イエスさまこそがまことの光です。イエスさまだけが私たちの歩みをふさわしく導いてくださるまことの光なのです。

 イエスさまは、すべての光を照らすまことの光としてお生まれになってくださいました。そして、そのまことの光に気づくためには、まことではない光を消していくことが必要です。人の手で作り出した光、自分の手に握りしめられている光を、一つずつ消していくのです。消すべき光を一つずつ消していきながら、闇の中に輝く光、すべての人を照らすまことの光を待ち望みたいと思います。

神の子どもとなる

 まことの光であるイエスさは、この世で歓迎されたのではありませんでした。しかし、ヨハネの福音書は、イエスさまを拒むその世の中で、イエスさまを受け入れた人々、イエスさまを信じた人々がいたことを証しします。そして、その人々には「神の子どもとなる特権」が与えられました。イエスさまを信じる人々は神さまの子どもとされるのです。逆に言うと、イエスさまがお生まれになってくださったのは、私たちが神さまの子どもとされるためです。私たちが神さまの子どもとされるために、御子イエスさまはお生まれになってくださったのです。神さまは、闇の中に失われた私たちを照らして、ご自分の子どもとして取り戻すために、まことの光である御子イエスさまを、この世に遣わしてくださったのです。私たちがまことの光に照らされるというのは、その神さまの愛に気づかされて、神さまの愛を受け入れて、神さまの子どもとして新しく生きることです。そして、神さまは、私たちの父として、子どもである私たちを愛し、私たちの歩みを支え続けてくださいます。

 神さまはすべての人を愛していてくださいます。例外はありません。私たちがどんな人生を歩んできたか、どんな人生を歩んでいるか、そのようなことは何も関係ありません。イエスさまは、すべての人を照らすまことの光として、お生まれになってくださったのです。神さまは、私たちのすべてが、イエスさまを信じて、ご自分の子どもとなることを願っていてくださるのです。そして、私たちの父として、私たちの歩みを支えたいと願っていてくださいます。私たちに求められているのは、その神さまの愛を喜んで受け入れることだけです。

 すべての人を照らすまことの光としてお生まれになってくださったイエスさまを見つめながら、神さまから愛されている恵みを喜びたいと思います。

祈り

 暗闇の中にある私たちを照らすために、御子イエスさまがまことの光としてお生まれになってくださったことを感謝します。たくさんの光があふれている中で、まことの光であるイエスさまだけを見つめることができますように。そして、イエスさまの光に照らされて、神さまから愛されていることを覚えながら、神さまの子どもとして歩むことができますように。新しい一週間の歩みも祝福してください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。


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