詩篇の祈りに導かれて(61)(週報2025年11月23日号)

 詩篇61編の詩人は心が衰え果てています。自分で自分の心を支えることができない状態です。

 心の衰え果てた詩人は「地の果てから」神さまを呼び求めました。「地の果てから」です。

 「地の果て」とは神さまから遠く離れたところです。神さまの愛も届かないように思われるところ、神さまから見放されたと思われるようなところ、それが「地の果て」です。詩人は神さまを果てしなく遠くに感じているのです。しかし、その「地の果てから」神さまを呼び求めます。そして、神さまはその詩人の叫びを聞いてくださいました。

 私たちも心が衰え果てるような経験をします。大きな挫折、ケガや病気、人間関係のこじれ、さまざまな困難の中で、心が衰え果てます。そして、心が衰え果てるとき、私たちは神さまを遠くに感じるのだと思います。

 しかし、どのようなところにおいても、「地の果て」と思えるようなところにおいても、神さまはご自分を呼び求めて叫ぶ私たちの祈りを聞いていてくださいます。そして、「及びがたいほど高い岩の上」に、私たちを導いてくださいます。なぜなら、神さまはどんなところにもいてくださるからです。私たちの救いのために十字架にかかってくださった神さまは、「地の果て」のようなところにおいても、私たちとともにいてくださる方なのです。

また、神はすべてのものをキリストの足の下に従わせ、キリストを、すべてのものの上に立つかしらとして教会に与えられました。(エペソ人への手紙1章22節)


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