先週は夏期伝道実習期間のキャラバン伝道について書きました。二年目のキャラバン伝道は海外宣教実習という名前で行われることになりました。海外宣教実習は関西聖書神学校では初めて取り組みでした。名前こそ実習ですが、実際には見て学んで祈らせていただくというのがほとんどでした。
書くべきことはたくさんありますが、本欄ではちょっと印象的だった光景を一つだけ紹介させていただきます。それは人の住む家のことです。大都会の路地裏にしろ、郊外の村にしろ、日本では考えられないような建物の家がたくさんありました。家とは言えないような建物です。しかし、その家の中にはとてもきれいな液晶テレビが置いてあったりしました。家の人が私のよりもはるかに立派な携帯電話でしゃべっていたりしました。何だかよく分からない、カオスのような光景でした。
約一週間の宣教実習は、出会いを喜び、意外な発見を楽しみ、いろいろと考えさせられては祈りへと導かれる時となりました。それは一週間程度だからこそ可能だったことのように思います。私は、海外宣教実習を通して、日本に来られている宣教師の先生方の大変さに、改めて目を向けさせられました。福音を伝える方々がいてくださったからこそ、救われた現在の自分があり集まる教会がある、その測り知れない恵みに目を向けさせられながら感謝しました。
なんと美しいことか、良い知らせを伝える人たちの足は(ローマ人への手紙10章15節)