働き人として一つの教会に赴任をすると、他の教会を見させていただく機会はなかなかありません。しばらく奉仕教会のことを書いてきましたが、団体を越えて、いくつかの教会でご奉仕させていただいたことは、本当に貴重な学びの経験だったと思います。改めて感謝します。
さて、神学校では、一人が一つ教会に遣わされて、一定期間の奉仕をさせていただくことのほかに、チームを組んで短期の奉仕をさせていただくこともありました。キャラバン伝道と呼ばれていました。キャラバン伝道は夏期伝道実習期間(「夏休み」ではありません)に行われました。教会の必要に応える形で奉仕させていただきました。
一年目は四国の教会に遣わされました。日本イエス・キリスト教団の教会です。女性の先生がお一人で牧会されている小さな教会でした。
この時は、ちょうど最近のようなカンカン照りの中を、何度も教会案内の配布に出かけました。また、エアコンの清掃や建物の修繕など、一人ではなかなかできない作業のお手伝いをさせていただいたりもしました。地方の小さな教会でご奉仕されている先生のご苦労を覚えながら、共に祈らせていただく時となりました。
日曜日には子どもの集会を担当させていただきました。ゲームを楽しみ、素直にみことばを聞く子どもたちの姿がとても印象的でした。
神の力によって、福音のために私と苦しみをともにしてください。(テモテへの手紙第二1章8節)