しばらく奉仕教会のことを分かち合っています。今週は三年目の奉仕教会です。三年目は東近江キリスト福音教会でした。期間は2015年4月から2016年3月です。塩屋の神学校からは非常に遠かったため、土日のみの奉仕でした。JRで東へ、近江八幡から近江鉄道に揺られて八日市まで来ました。定期的に近江鉄道を利用するのは人生で初めてのことでした。教会では母子室で寝泊まりをさせていただきました。毎週が小さな旅行のようでした。
さて、東近江の教会に来ると、まず「帰って来た」ということを感じました。もちろん、あくまでも神学生として来ています。奉仕であり学びです。それまでの奉仕教会においてと同じように、たくさんの課題に取り組むことにもなりました。間違いや失敗をして落ち込むことも、それまでと同じです。何も変わりはありません。しかし、それでもなお、「帰って来た」という安心感のようなものが、どこかにあったのだと思います。帰る場所があることの素晴らしさを、改めて感じさせていただきました。そして、神様が、私たちの居場所を用意して、いつも私たちの帰りを待ち続けていてくださる恵みに、改めて目を向けさせられました。神様と教会の方々に感謝しています。
「こうして彼は立ち上がって、自分の父のもとへ向かった。ところが、まだ家までは遠かったのに、父親は彼を見つけて、かわいそうに思い、駆け寄って彼の首を抱き、口づけした。」(ルカの福音書15章20節)