改めまして(9)(週報2023年12月31日号)

改めまして(9)

 ISF(International Student Fellowship)で宣教の働きに用いられていった私は、導かれた教会の青年部でも奉仕が与えられるようになりました。それは小グループのリーダーとして奉仕することでした。

 教会では、礼拝と共に、小グループでの交わりが大切にされていました。毎週の礼拝後、青年部の兄弟姉妹たちは小さなグループに分かれて一緒に聖書を学んで祈りました。たくさんの兄弟姉妹が小グループの交わりを通して信仰の励ましを受けていました。その交わりを支えていたのが小グループのリーダーたちでした。小グループのリーダーたちは、単なるグループの世話役ではなく、小さな牧会者でした。そして、その小グループのリーダーの一人に、私も選ばれたのでした。不安はありましたが、私は神様の導きであることを信じてリーダーの訓練を受けました。

 リーダーの奉仕が始まると、私は自分の小ささを思い知らされるばかりでした。聖書の学びを導くと言っても、導かれ教えられなければならないのは自分であることを思い知らされるばかりでした。誰かの信仰生活を支え励ましたいと思っていても、自分自身が支えられ励まされていることに気づかされるばかりでした。大牧者であるイエス様に感謝するばかりです。

「永遠の契約の血による羊の大牧者、私たちの主イエスを、死者の中から導き出された平和の神が、あらゆる良いものをもって、あなたがたを整え、みこころを行わせてくださいますように。」(へブル人への手紙13章20-21節)


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