改めまして(1)
週報の作成をさせていただくことになりました。協力牧師の河村三郎です。「はじめまして」と言うには、すでに多くの時間を共にさせていただいたように思います。一方で、十分に知っていただいているというわけでもないかも知れません。苦肉の策(?)で「改めまして」という言葉を捻り出しました。「自己紹介」と言えるほどに整ったものではないですが、経験してきたことや思い巡らしていることを分かち合っていければと思っています。
私は東近江市の五個荘地区で生まれ育ちました。五個荘と言えば、近江商人がイメージされるでしょうか。五個荘は近江商人の故郷です。しかし、五個荘は近江商人だけではありません。例えば、五個荘には私たちの団体である世界福音伝道会の本部があります。本部は神様が宣教の働きの拠点としてくださった所の一つとでも言えるでしょうか。
今でこそ、本部は慣れ親しんだ所となっていますが、私は高校卒業までを五個荘で過ごしながら、本部の存在を知りませんでした。高校時代は自転車で毎日のように本部の前(裏?)の大きな道を通っていましたが、そこに本部(つまり、キリスト教関係の建物)があることに気がついていなかったのです。見えているようで、何も見えていなかったということですね。
何を見るかは大切なことです。信仰の目は神様が開けてくださいます。
「あの方は私の目を開けてくださったのです。」(ヨハネの福音書9章30節)