聖書愛読より 「主に従う」 第一サムエル記12・20~25(週報2023年8月27日号)

牧会ずいそう 週報2023年8月27日号

聖書愛読より 「主に従う」 第一サムエル記12・20~25

「サムエルは民に言った。『恐れてはならない。あなたがたは、このすべての悪を行った。しかし主に従う道から外れず、心を尽くして主に仕えなさい。』」
(第一サムエル記12・20)

 イスラエルの民は、自分たちを治める王をサムエルに求めました。サムエルはそれが神さまをないがしろにすることであると民を戒めようとしました。しかし民は耳を貸そうとしません。そして驚くべきことに、神さまは民のその願望を受け入れられました。神さまはどこまでも民への愛を失うことをなさいません。
 民が王を求めたのは他の国々のように強くなりたいという願望からでした。しかし王を立てたことによって結果自分たちは王の奴隷となりました。自分たちの願望を求めた先に、自らが奴隷となってしまうこと。創世記3章以来の罪の現実です。民はその報いを受けなければなりませんでした。民はそのことに気づきました。自分たちが悪を行ってしまったことを知りました(19節)。
 そのような民に向かってサムエルは、恐れてはならない、と語りました。確かに悪を行った、しかし主に従う道から外れずに、心を尽くして主に仕えなさい、仕え続けなさい、と語りました。
 罪を犯したことに気づく。それは人間にとっては手痛い経験です。しかし岐路でもあり、チャンスでもあります。悔い改めて新しく主に仕える道を選ぶ信仰の時でもあるのです。


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